はあい!

ハリポタファンで、ファンタビファンのカイルです。

最新作「ファンタスティックビースト3 ダンブルドアの秘密」も

もちろん楽しみにしていたし、

普通に楽しい映画でした。

よかった。

 

でも、1作目、2作目と比べると、

全体の印象が「チープ」な感じが

いたるところでしました。

もっといい表現ができる言葉がありそうなのですが…

稚拙とか短絡的とか…

あえて「チープ」という言葉を使うとすると

 

・ストーリーがチープ

・伏線の回収がチープ

・ジョニーデップがいないことでチープ

 

ということが大きい気がします。

特に後者がしっくりくるのかな。

ということで、ここから感想とネタバレです。

 

・前作でクリーデンスの動向に期待がかかる終わり方だったのに

 ほとんど活躍しない

・ダンブルドアの秘密が、冒頭からあっさり告白される

・「血の誓い」が敗れた理由がチープ(攻撃と防御の違い?)

・ユスフの行動にあまり意味がない

・クイニーの行動が予想通り

・クリーデンスが、アバフォースの息子という脇エピソードで終了…

・ベルリンの街が効果的に使われてない

・全体的にストーリーが「2」より単純(気になる謎がない)

 

ほかは、もうジョニーデップの降板により仕方ないのですが

・ダンブルドアとグリンデンバルドの耽美な関係が

 マッツミケルセンでは表現できない

(逆に、ジョニーデップの容姿と演技は凄いんだな、と初めて思いました)

特に今作は、ここに尽きる気がします。

カイルは事前にノーチェックだったので、

グリンデンバルドがマッツミケルセンになってて驚きました。

 

そして、これも仕方ないのですが

・ニュートに主役としての深みがない(戦う必然性や人間的な複雑さ)

・ダンブルドアという圧倒的に際立つキャラクターがいる

・話の主軸(ハリポタ世界)にニュートが絡まない

…などがあるため、

特に今作のテーマ(ダンブルドアの秘密)だと、

ますます「誰に重きを置いて見ればいいのか」が

難しいですね。

 

シリーズは全5作らしいので、

その中の凡庸な1作…

シリーズ中盤にはありがちなパターンかもしれません。

 

でも、やはり派手な魔法や

意図的なユーモアもそこまで浮かず(サソリのあたり)、

普通に面白いエンタメ映画でした。

 

ただし、謎や、この先どうなるんだろうという伏線があまりないので

ファンには物足りないかもしれません。

 

でも、4年間も楽しみにしていた分だけのことはあります。

びっくりしたのは、

公開2週目にして、IMAXや各映画館のメインシアターが

ほぼ全て「コナン」に奪われたこと。

コナン、そんなに人気なんだ…

 


それでは、鱗の麒麟はあまり好きになれないな、

と思いながらSparklingなひと時を!