くはあい!
今日の英会話レッスンでは「前者と後者」を英語で言えなくて
それをうまく質問できなくて悔しい思いをしたカイルです。
the foemerとthe latterだったようです。
ナウBGMは「オリエンタルアイズ」(河合奈保子)。
80年組が40周年を迎えた一昨年、
80年デビュー組をお祝いして、
カラオケでオールシングルライブをやろう!となり、
まずは
「松田聖子」と「柏原芳恵」にスポットを当てて
80年代のシングルを全部歌う!
という企画を行いました。
カイルは、芳恵は弱くて、10曲も歌える感じじゃなかったので
ちょこっとだけ練習していったのですが…
いやあ、聖子が
「チェリーブラッサム」「夏の扉」「白いパラソル」と
派手でカラフルなポップナンバーを歌っていたころ、
芳恵は「あの場所から」とか、本当ーーーに地味な歌ばかり
歌わされてたんだなあ…と。
いい曲いっぱいあるのですが、なんだか全体に地味すぎて
凄く気の毒になってきました。
ああ、ファンの方には余計なお世話だし、
芳恵の良さをわかってない!と叱咤されそうですが、
でも、やっぱり楽曲そのものが地味だったなあ、と。
松山千春が作った「タイニーメモリー」や谷村新司が作った「花梨」とか
味わい深くて好きな曲なのですが、地味…
一方で、まだティーンだったのに妙な色気があった芳恵。
「ちょっとなら媚薬」とか「悪戯NIGHT DOLL」とか
なかなかな曲もあるのですが、こんなあからさまにエロ路線を狙わなくても…と。
松本隆が作詞した「トレモロ」なんて、
歌詞の結びが「いけないわ 意志はあまり強いほうじゃないから」…って。
こんな歌詞を10代の娘に歌わせるなんて、松本隆は罪人です(笑)。
そして、そんな曲たちも
なんだか地味な印象なんです。
アレンジもあるだろうし、声質や歌唱やキャラクターもあるとは思うんですが…
もちろん中島みゆきが4曲も提供していて、あまりヒットしませんでしたが
「ロンリーカナリア」なんてすごくムードがあってお洒落な曲。
前述の松山千春、谷村新司、中島みゆきのほか、高見沢俊彦、藤真利子、五輪真弓と
多用なニューミュージック系アーティストによる楽曲から、
阿久悠、松本隆の王道作詞家、筒美京平、林哲司といった王道作曲家を
そろえながらの地味さ…
でもそれが芳恵なんですよね。
キラキラした聖子とは違う路線を狙って…
特にデビュー2,3年目までは70年代歌謡を引っ張る感じで
その点においては奈保子以上だったように思います。
もうちょっとレコード会社なり事務所なりが
違う路線を切り開けなかったのかなあ。
でも85-87年でレコ大の歌唱賞にノミネートされたり
歌唱力の定評がある存在になりました。
では、アイドルの夏ソング史上、屈指の「?」がつきそうな、
でも20万枚も売れた「渚のシンデレラ」で
Sparlingなひと時を!