はあい!

「梅雨」ってこんなだったんだ、と思い知っているカイルです。

ナウBGMは「君のハートはマリンブルー」(杉山清貴&オメガトライブ)。

 

さて、久々ですが、昭和歌謡を彩った編曲家さんたちについても

書いていこうと思います。

編曲って、作曲家さんが作ったメロディを素材として、

作品として完成させている人たちですよね。

イントロをはじめ、アレンジによって曲の印象ってガラリと変わります。

 

先日BS日テレで放映された、福岡放送が制作した

「大村雅朗」を見たら、書いてみたくなりました。

 

昭和の数々の名曲を生み出した編曲家・作曲家の大村雅朗。
ちょっと皮肉っぽいタイトルになっちゃってますが、
そういう意図ではなく、
一連の松田聖子のヒット曲も、
大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」も、
大村さんのアレンジだったとして、びっくりしてつけたタイトルです。

八神純子「みずいろの雨」で脚光を浴びた後、
(あの激しいラテンのアレンジがデビューに近いころだったなんて、非凡ですね)
聖子の「青い珊瑚礁」「チェリーブラッサム」「夏の扉」と
いった初期の名曲や、ユーミンが作った「時間の国のアリス」や
尾崎亜美が作った「天使のウインク」も!
ユーミン作品は「赤いスイートピー」などほかの曲は松任谷正隆が
てがけているので珍しいですね。

この聖子の曲に代表されるような、キラキラして爽やかな
アレンジが印象的な一方、
まさか「そして僕は途方にくれる」の、あの印象的なイントロや
アレンジが大村さんの編曲だとは知りませんでした。
すごい!新しい時代を感じさせる音だったと思います。
ほかに河合奈保子も「エスカレーション」「UNバランス」と連続ヒット。

80年代後半からも、「MY Revolution」渡辺美里、吉川晃司など、
当時の最先端の音でヒットを連発。
90年代に入ってからも、再びユーミンとタッグを組んだ
観月ありさ「今年いちばん風の強い午後」なども。

作曲では。松田聖子「SWEET MEMORIES」「セイシェルの夕陽」が代表作でしょう。
90年代半ばに急に他界されて残念ですが、本当に才能あふれる人だったんですね。

亡くなった後にリリースされた聖子のアルバム「永遠の少女」には、

「櫻の園」という曲があるのですが、これは大村さんのメロディに松本隆が詩をのせたものだそうです。

あ、この記事のタイトルは、

自作曲中心の今の聖子が、

大村さんが他界されて「途方に暮れる」という意味ではありません(^^;)。

シンセサイザー、ピアノ…大村さんゆえのこだわりの強い
リクエストがスタジオミュージシャンたちに求められていたようです。
渡辺美里とは、意見の違いから喧嘩別れになってしまって、
美里は相当後悔したとか。
プロの仕事を徹底してたからこそ、数々の名作が生み出されたんですね。

 

それでは「この曲も大村さんだったのか!」と発見しながら

Sparklingなひと時を!