はあい!
昨日見に行ったアカデミー作品賞、脚本賞、監督賞受賞作
「パラサイト」。終了が23時すぎなのに月曜から満席で驚いたカイルです。
ナウBGMは「もしも空を飛べたなら」(小幡洋子)。
アカデミー賞を受賞したとのことで
期待を高めて見に行きました。
感想は、
・面白かった
・エンターテイメントだった
・作りはコメディ映画のフレーム
・一つ間違えたら安っぽくなってたかも
・聞いていたほど後味が悪い、陰惨な印象はなかった
・次が展開できないドキドキというほどではなかった
・うーん、監督賞や脚本賞はわかるけど、「アカデミー作品賞」か?
という印象でした。
つまり、「ジョジョラビット」のほうが断然好きです。
小粒ですがよい映画だと思います。
もちろん、「パラサイト」も巧みに作られた映画なのですが
「エンターテイメント映画」という印象で
アカデミー作品賞にふさわしいのかどうか、個人的には疑問符でした。
そう、一歩間違えたら、安っぽいB級映画になりえないところを
巧みにA級の映画に仕立て上げたところが監督の手腕なのかもしれません。
構図や光の使い方、カメラワークでの富裕層と貧困の描写。
視覚、聴覚に加えて嗅覚にも感じるような巧みな脚本、
前半はコメディ調、この手のパターンにありがちにはならない展開…
とこう書くとよくできている作品だと思うのですが、
この映画を悪く言えない雰囲気が後押しして、
ちょっと口コミはよく書きすぎている気もします。
まあ、期待が高い状態で見たから、そう感じたのかもしれません。
ちなみに、エンドロールで流れる主題歌、
「爪の下の湿った垢」という、普通は感がられない歌詞が繰り返されるのですが
ボンジュノ監督による作詞、長男役の俳優さんのボーカルだそうです。
しかし、奥さんがかわいかった(笑)。
ということで、ここ数年の作品賞では、
「シェイプオブウォーター」よりは面白く、
「グリーンブック」よりは挑戦的だけど、
「ムーンライト」や「ROMA」「スリービルボード」のほうが
作品賞にふさわしい気がします。
まあ、「ジョジョラビット」とてもいいので、ぜひ見ていただきたいです。
それでは、もちろん「わざわざ平日の遅い時間に見てよかった」と思える映画だったな、
と思いながらSparklingなひと時を!