「昔と同じような感覚でランジェリーのコマーシャルにでることはないけれど、
年齢でファッションを制約したくない」(カイリーミノーグ)
はあい!
次のアルバムでコケたら終わりだ…と思っていたので
UKアルバムチャートで1位を取れて、本当に涙が出るほどうれしいカイルです。
1988年にデビューアルバム「Kylie」がUKチャート1位を取ってから30年。
80年代、90年代、00年代、10年代とそれぞれ1位を取って
コンスタントにヒットを飛ばしていることになります。
シングルdancingがまさかの初登場47位で、これはアルバムもTOP20も入らないのでは…
と悲観的な予想をしていたから、まさかまさかの奇跡です。
「dancing」はアルバム発売を受けて、38位に再登場。カイリーにとって51枚目のTOP40シングルとなりました。
USクラブチャートでも9位まで上昇。
日本のアルバムチャートでも、64位。洋楽アルバムチャートでは10位と大健闘だと思います。
なぜ、アルバム「Golden」は1位を取るヒットになったのか。
この「Golden」というのは、英語では50歳を意味するようです。
(カイリーは5月で50歳!)
「50歳」をテーマにした作品といえば、
2016年にリックアストリーが「50」というアルバムで、UKではデビュー作以来の1位を取っています。
彼はすべての楽器の演奏も自分で行ったという、彼自身が強く反映されたアルバムなのだと思います。
一方、このカイリーのニューアルバムも、
全作品にカイリーがソングライティングでかかわっていて、
彼女自身が深く投影されたアルバムといえます。
あるファンのサイトでは
「歌声も艶がありながら、時折深みのある表情を見せる。
落ち着ているけど、そのぶん広い視点で人生を振り返り、
そしてその先を見つめているように感じられる」
「女性であることを謳歌しながら、年齢を重ねることを恐れない。
生き続けることで、若さとは違う勝ちが芽吹いてくるのを信じている」
…まるでプロのライターさんのような、
素晴らしい表現、素晴らしい感じ方ですね!
冒頭のカイリーの言葉も、この方のブログから引用しているのですが
「年齢を重ねることは人生を背負うことでもあるし、
そうするからこそできる輝き方もある。
カイリーの新しい物語を祝福したい」
いやあ、このファンの方のブログを読んで
今回のカイリーのチャートでの成功の理由が分かった気がします。
女性が年齢を重ねて、ショービズの世界でキャリアを重ねることはなかなか難しい。
特にカイリーのような典型的なアイドル出身であり
30代以降はキュートさは保ったまま、クラブミュージックを基本に
セクシーさを前面に出したスタイル。
年齢を重ねながら最前線で活躍するのは難しいスタイルですよね。
90年代後半の人気の低迷、乳がんの克服、婚約破棄など
山あり谷ありの人生ですが
そういった人生や生き方、姿勢への共感を得られたからこそ
今回の「Golden」はチャート1位という輝かしい功績を残せたのだと思います。
チャート1位の連絡を受けたカイリーの喜びの姿はこちらのUKオフィシャルチャートのサイトから見ることができます。
それでは、年齢を重ねることによって、GoldenでSparklingなひと時を!
いやあ、マジうれしい!
オーストラリアでも初登場1位です!
PS
ちなみに、カイリーのシングルでTOP40に入らなかったのは、おそらく…
Put your hands up
Flower
I was gonna cancel
Crystalize
Only You
Stop me fallling
でしょうか?
シングルなのかよくわからない
Everyday's like a Christmas
Garibayとの共作群
Right here Right now
The other boys
などは除いてます。

