はあい!気が付くと年に4回ぐらい森川美穂のライブに出かけているカイルです。

2018年一発目は、目黒のジャズバー、ブルースアレイ。

 

80年代歌謡曲のカバーライブということで

まさにカイルにドンピシャ!(笑)

森川美穂は元アイドル歌手ですが、現在は大阪芸術大学の准教授として

声楽を教えています。

なのでテクニックはバッチリ。

 

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そんなカバーライブは意外な選曲に!

松田聖子「瞳はダイヤモンド」

中森明菜「セカンドラブ」

村下孝蔵「初恋」

石川ひとみ「まちぶせ」

河合奈保子「けんかをやめて」

森川美穂「POSITHIVE」「恋していれば大丈夫」「ユメサライ」「ビニールの傘」

坂本冬美「まだきみに恋してる」

安全地帯「恋の予感」

薬師丸ひろ子「WOMAN」

高橋真梨子「桃色吐息」

森川美穂「Life is beautiful」

で2時間近い歌とトーク。

しかし、「恋、しましょう」といいつつ、

ハッピーな恋の歌がほぼ無しという…笑

 

ピアノ(野崎さん)とパーカッション(竹本一匹)だけを従えてのシンプルライブ。

ピアノは聖子のツアーバンドを務めている人なので、

聖子ちゃんから始まった時は、思わずちょっと笑ってしまいました。

 

しかし、注目は「まちぶせ」と「けんかをやめて」に入る前。

「いやあ、こんな歌があるんですね」という前置きでの歌いだし。

もちろん歌詞の内容について

「(自意識過剰的な)女性の歌」

という意味で、言っているのですが、

なかなか過激ですよね。

2曲とも普通にそういう感想はあるようですが(^^;)。

 

「まちぶせ」について

…「石川ひとみさんが、キーンて高い声で爽やかに歌ってたじゃない?

まさかこういう(ドロドロした)歌だなんて思わなかったよねえ」

 

「けんかをやめて」について

…「河合奈保子さんは、本当に真面目な感じじゃない。一生懸命歌ってて。

仮にもし今歌っても、奈保子さんが歌ったらぜんっぜんヒドイ女の歌には聞こえないと思うの。

『いつか本当の愛 わかるときまで ほっておいてね 大人になるから』(とか、すごいよね)」

 

まあ、森川美穂、飛鳥涼と広瀬香美に書いてもらったぐらいで

有名どころのシンガーソングライターとのコラボがなかったからなあ。

その恨み?(^^)。なーんて、それはないでしょうけど、

でもたしか、それこそ「POSITIVE」を歌ってたころに、

竹内まりやと対談してたような…まあ、いいか。

 

歌のうまさが出まくってたのは、「WOMAN」でしたね。

薬師丸ひろ子の声の魅力だからこその世界観なのかなあ、と思ってましたが

森川美穂の技術と声量で歌うと、本家をしのぐ出来栄え!

ちょっと驚きました。

本人的には

「男にすがりつく女って、アタシから一番遠いわ~!」

と笑っていましたが(^^)。

 

今回はメジャーなカバー曲だったので、

より本家の良さ、カバーの良さというものを感じられた気がします。

聖子の「瞳はダイヤモンド」は…あんまり合ってなかったですね(^^)。

 

森川美穂自身の最大ヒットは90年前後で、アルバムでチャートのTOP3に入ったりしてました。

90年代後半からセールスが下がり、ほぼ活動休止状態が続き、7年前ぐらいから

ライブを中心に活動再開。

今日のMCでは印象的なことを言っていました。

 

「音楽業界でキャリアを積んでいくと、どこかで行き詰って止まってしまうことがある。

自分も、何年か、それなりに長い間止まっていたときがある。

そんなとき、自分が子供のころ好きだった歌を歌ってみて、

ああ、自分はこんな感じが好きなんだ、自分のやりたいことって、こういうことなんだということが

少しずつ分かってきた」

 

いやあ、深いですね。人は(自分の意志に反して)止まってしまったときには、

原点に戻るのって大切なことなのかもしれません。

 

余談ですが、大阪の有名私立校に通う長男は果たしてどこの大学を目指すのか!?

 

それでは、BACK TO THE BASICでSparklingなひと時を!