はあい!うーん、可もなく不可もなくの映画を見た印象のカイルです。
監督はマークウェブ。「500日のサマー」でメジャーになり、「アメイジングスパイダーマン」などの大作を撮ったあと
この小作品のメガホンを取りました。
主演は「キャプテンアメリカ」でハリウッドを代表する俳優の一人クリスエヴァンス。
(実は元ボストン大学の准教授だったんだけど)今はしがないフロリダのボート修理屋さん。
保険にも入れてません。天才数学者だった姉の自殺後、娘を育てているけども、
そこに現れた母親。
これがサイコママ的で、数学の天才的才能を持つ孫のメアリーをなんとか手に入れて
娘の解けなかった数式を解かせるよう英才教育をしたいと考えます。
この母親イヴリン役のリンジー・ダンカンが最高の演技!
サイコママを押さえたエンジン全開で演じてます。
(アリスインワンダーランドやバードマンに出演してますね)
「ボンクラたちと娘を一緒にするわけないでしょう!
娘にオモチャを与える代わりに天才に育てたのよ!
(そんなアタシのどこが悪いの!どこも悪くないわ!…ばりな)」
と息子であるクリスエヴァンスとメアリーの親権を争って裁判まで起こします。
まあ、話は割とよくある感じだったのですが、キツいな~と思った展開は
クリスエヴァンスの家を訪れて自殺をした姉は、実は難解な数式を解いていて
「この数式の解法は、イヴリン(母)が死んでから公表して」と遺言していたという…
イヴリンへの復讐の1つだったとも受け取れます。
まあ、でも、それぐらい。
この映画、同じくダメ男の再生を描いていた「マンチェスターバイザシー」にも似てますが、
主演のケイシーアフレックが本当にふがいない落ちぶれたダメ男に見えたけど、
今作のクリスエヴァンスは一人だけカッコよすぎなのです。
うーん、もっとだらなしなダメ男にしないと、説得力ないなあ~。
ということで、まあ、見なくてもいい映画ですね(^^;)。
口コミ評判はかなりいいみたいですけど。
ちなみに、今ハリウッドでは「クリス」族的にクリスという30代イケメン俳優ばかりがスクリーンを彩ってます。
クリスエヴァンス、クリス・パイン(「スタートレック」)、クリス・ヘムズワース(「マイティ・ソー」)、クリスプラット(「ジュラシックパーク」)
とクリスばっかりなのです。
それぞれ、ただのアクションイケメン俳優ではなく、次の一手を狙って作品選びをしているのでしょう。
クリスエヴァンスはこの作品、クリスパインはオスカー作品賞にもノミネートした「最後の追跡」など。
このあとのクリス達の行く末が気になりますね。
それでは、クリスはいろいろでも、クスリには手を出さずにSparklingなひと時を!