映画「怒り」を見てきました。

こういった邦画を見るのは、前はいつだったろうというくらい久しぶりのカイルです。
意外とハロウィンには興味なかったりします。
 
東京、千葉の港町、沖縄を舞台に妻夫木、綾野剛、渡辺謙、宮崎あおい、松山ケンイチ、森山未來、広瀬すずら豪華出演者たち。池脇千鶴や高畑充希など、脇も細かい!ピエール瀧と三浦貴大なんて、進撃の巨人、シンゴジラに続いてのセット登場。
でも、実は一番の主役は、名もない沖縄の男の子だったりします。
 
殺人事件の犯人は誰か?人を信じることはできるのか?抑えられない怒りとは?米軍レイプや小さな街での風俗経験者、人には言えない恋愛関係、出生…なども織り交ぜながら展開するのですが、
軸がどんどんぶれてくるので、論理だった説得力が足りないかな〜。殺人事件の解明なのか、信じることなのか、怒りなのか…うむむ。
沖縄の離島の廃墟という非日常の空間どからこそ説得力が多少出てたけど…
群像劇と惨殺事件と人の深層というのが、映画の尺に合わないのかもしれませんね〜。
犯行理由の深堀が足りなく、説得力が映画というエンタテイメント性を考えると足りない気がしました。
普通に面白い作品ゆえに、軸のブレが気になっちゃうところ。
そんな中、宮崎あおいの演技は群を抜いて上手かったし、森山未來もさすが!妻夫木も新しい演技が引き出されたように思います。
 
それでは、沖縄離島の美しい海を思い浮かべながら、Sparklingなひと時を!