はあい!昔のジャンプ好き、今の海外ドラマ好きのカイルです。
先週に続き、今回のジョジョのエピソードも秀逸!今までとは展開のパターンが変わりました。今までは、1エピソードで1人の敵スタンドが登場していたり、基本的に時系列に沿ってストーリーが展開されていたのに対して、今回のエピソードでは、次の変化がありました。
・仗助、幸田露伴、仗助の母、宏一くんの4人に、それぞれ敵スタンドの気配が。(中心は仗助とスーパーフライの対決)。さらには川尻の息子の場面も効果的に盛り込まれる。 ・タイトルの「7月15日(木)」にちなんで、この1日に複数の場面で時間帯をいったりきたりしながら、時間進行に合わせながら、5つのシーンがそれぞれ展開する。
さらに、もう登場しないだろうと思われてた「宇宙人」「仗助の母」まで登場。
…といった特徴がみられ、非常に凝った、複雑な作りになっている。
その一方で、主に仗助の闘いに時間を割くことによって、ほかのシーンとの
関係性や矛盾点があまり気にならない展開になっている。
(そもそも各シーンの関連性はない模様。ここは欲張らずに正解のストーリー構成)
ここに、2000年代に入ってヒットした海外ドラマの演出手法との類似性が見られます。
「24」 …複数のシーンが、同じ時間内で進行する
「LOST」 …時間がいったり戻ったりする(正確には、今回のエピソードとはちょっと違いますが)
こういったストーリー展開&構成を1999年に実現していたとは、荒木先生、すごい!
ますます前半期のマッタリ期間がもったいないなあ。ここしばらくの緊迫感がもう少し早くから展開されてれば、視聴率やDVDセールスの苦戦も違ってただろうなあ。
…ということで、奥深いジョジョの世界、やっぱり完成度が高いです! それでは、複雑に絡み合う世の中で、Sparklingな1日を!