↑講演会は「ノーベル講堂」で行われます(^^)
ということで、今夜は白夜の国からレポートする庶民派セレブ、カイルです!
と言っても、六本木一丁目から笑。
今回で3回目の参加となるスウェーデン大使館での講演会。チキンな自分にサヨナラして、ついに懇親会にも参加しました!笑
講演会の内容自体は、「スウェーデン憲法」についてなので、かなり難しかった。
要約すると
・スウェーデンには4つの法律からなる「憲法」がある。
(日本、米国、ドイツのように1つの憲法があるわけではない。
英仏も1つの憲法はないそうで、実はこういったケースはよくあるそう)
・それらの4つとは、
「統治法」
「王位継承法」
「出版の自由に関する法律」
「表現の自由に関する基本法」
後者2つが憲法的位置づけにあるのは非常に珍しいとのこと。
・ノルウェー、デンマーク、アイスランドがNATOに加入しているのに対して、
フィンランドとともにNATOには非加盟。だが、憲法で「中立」を規定しているわけではない。
(日本の憲法9条は、世界でも珍しいそうです。
基本は三権分立と人権について規定するのが憲法で、安全保障まで盛り込まれているのは珍しいそう)
・憲法が絶対的な規範となる日本と違って、憲法の重みが軽いらしいです。
さて、今回の講演者は、国会図書館の調査チーム、憲法課の国家公務員さん。
普段は、議員さんの「これを調べて」というオーダーに対してそれを調べたりする
そうです。
国家公務員でもいろいろあるんですね。
お話を伺ってるとほとんどシンクタンクみたいな感じでした。
基本は議員さんの要望に応えるのがメインのお仕事のようですが、時間をみつけて
論文を発表したりするのだとか。
今回も米国など和訳されている憲法がない国のシリーズということで
2012年にスウェーデン憲法を翻訳(スウェーデン語から日本語へ!)されたということで
講演の運びとなったそうです。
この講演者の方、27か国語が読めるそうで、もはや一つの特殊技能に近い世界ですね。
憲法だから専門用語や和訳も独特の言い回しがあるので、すごい作業だと思います。
ちなみに、ハンガリー憲法も和訳されていて、「親孝行すること」が憲法に記載されているとか!世界はいろいろ、憲法もいろいろですね。
そして、今回はついに懇親会にも参加!
人数が少なく、
主催の明治大の教授、国会図書館の講演者の方、市議会議員さんのほかに
高齢の男性と合計6人。
結構シュールな組み合わせだったかもしれません(笑)。
それでは、今宵も北の地に思いをはせながら、Sparklingなひと時を!