みなさんこんにちは。前回からの続きです。
10月13日(月)に閉幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算38回目となった8月25日(月)の訪問記をお送りしています。

万博西ゲートへのメインルートで、バスと鉄道との乗り換え拠点になっているのが「JRゆめ咲線(桜島線)桜島駅(大阪市此花区)」。
この駅発着で、万博輸送のために閉幕日まで運行されている、臨時快速「エキスポライナー」に体験乗車しています。
さて、始発の桜島を定刻の15:15に発車。「ユニバーサルシティ駅(同)」に停車した後は「大阪駅(同北区)」まで停まりません。
桜島線で唯一通過する「安治川口駅(同)」にはJR貨物の駅も併設されています。単機の機関車とすれ違い。これも、この路線の名物です。

安治川口を出て2分ほど。六軒家川(ろっけんやがわ)という橋梁を渡ると、列車は左カーブを取り始めます。進行方向にはさらに分岐器。

旅客定期列車では、桜島線〜梅田貨物線と経由するものは設定なし。万博会期中に運行される臨時快速「エキスポライナー」のみがこの特殊なルートを経由している、ということで、鉄道趣味的には注目を浴びているのでした。

桜島線に、大阪環状線が加わりますと「西九条駅(同)」の構内に差し掛かりました。頭上をまたぐのは「阪神なんば線」の高架橋。


右端には、大阪環状線の外回りホーム。貨物線はこのあたり2線に分かれますが、貨物線ゆえホームは設けられていません。
西九条の構内を通過するのにも関わらず、貨物線を経由するためにホームはないため、西九条には停車しない(停車させたくとも出来ない)、ということになっているのでした。

ここから「梅田貨物線」は単線になり「大阪環状線」上下線としばらく並行する区間に入ります。単線のために、反対列車と行き違いのためにいったん停車。

おっ、「特急くろしお号」です。南紀方面に向かう列車。それも、昭和末期から平成初期に走っていた、赤と黄色の復刻塗装。運の良いこと。
「くろしお号」もこの貨物線を経由するのですが、真反対に転線しているのは、西九条の手前で貨物線から環状線内回り線(右端)に入るためなのでした。

「くろしお」を見送った後に、臨時快速「エキスポライナー」は発車。






