みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月中旬、頂いた連休で実に14年ぶりの韓国・ソウル周辺をひとり旅した際の道中記をお送りしています。

旅は第1日目(2025年3月17日)です。
関空を朝9時に発ち2時間ほど。「仁川国際空港(인천국제공항 Incheon gukje gonghang インチョンクッチェゴンハン、仁川広域市中区)」に降り立ちました。韓国随一の玄関口です。
さて、いよいよ3泊4日の韓国ひとり旅がはじまりました。年甲斐なくわくわくします。

国際線到着ロビーを見渡してみますと、おっ、さっそく日本では見られないコンビニ。「CU」という、韓国では大手のそれだといいます。
この「CU」の他には「StoryWay」「e-mart24」「GS25」や「7-ELEVEN(セブン-イレブン)」などが競い合うように、街のあちこちにコンビニを展開していた韓国でした。このあたりは日本と変わりないような便利さを感じました。
日本人としては見慣れたセブンがあるだけで、ほっとしたのですが。ソウル市内にて。


さて、韓国上陸したばかりですが、まずやらねばならないことがあります。韓国は、日本よりキャッシュレスが進んでいるというのですが、手持ち現金はやはり必要なもの。両替です。
空港内の両替所はあまりレートが良くない、ということは前回14年前の旅で得た経験でした。ひとまず、1万円分だけ替えることにします。

こちらの両替所では「100円=約904ウォン」の換算でしたので、90,000ウォン分のお札と小銭で「90,400ウォン」が手元にやって来ました。
額面にまだ慣れませんので、急に大金持ちになったようですが、今回の旅では、このレートを基準に記事を進めて行きたいと思います。

これでようやく、韓国にやって来た実感がふつふつと湧いて来たのでした。
そんなことを思いながら両替所横のエレベーターに乗り、地下に降ります。


ここからは、目的地のソウル市内中心部へとそのまま向かうことにしていました。


その間、空港とソウル市内とには頻発するリムジンバスもあるのですが、今回は「空港連絡鉄道」に乗車することにしていました。到着早々から、さっそく韓国鉄道乗り鉄が出来ます。


地下通路をしばらく歩きますと、鉄道の乗り場案内を見つけました。しかし、ふたつに分かれているのはなぜに。
空港を出ると終着の「ソウル駅(서울역 Seoul-yeog ソウルリョク、ソウル特別市龍山・中区)」まで各駅に停車する一般列車、ノンストップの直通列車とで、運賃や車両が完全に分けられていたのでした。


空港では第1・第2ターミナルそれぞれに駅が設けられていて、終点の第2ターミナルからソウル駅までの約63kmを、直通列車で最速51分。第1ターミナルから43分。なかなか快速です。
「A'REX(仁川国際空港鉄道)」公式サイトより。



改札もそれぞれ真反対の場所に設けられています。向こうは「一般列車」のそれ。
仁川広域市の人口は約300万人もあり、ソウル特別市の一大ベッドタウン、という事情もありましょうか。ソウルから仁川市内へは、地下鉄とKORAIL(韓国鉄道公社。日本ではJRに相当)でもアクセスすることが出来ます。

どちらに乗ろうかしらんと少し悩んだのですが荷物もありますので、ノンストップの直通列車に乗ることにします。
自動券売機には、旅装の人々がたくさん。

直通列車は概ね40分おきの運行で、ここ第1ターミナルからソウル駅までは13000ウォン(約1300円)。ちなみに一般列車は10〜12分間隔の運行で、4650ウォン(約467円)。

さっそく、直通列車に乗ろうかと思います。
先発は12時48分発。まだ30分ほどあります。

便利なことに、空港連絡鉄道(A'REX)の公式サイトからは、オンラインで乗車券の購入もろもろが可能でした。


日本語対応でしたので、これは助かります。
これを見て思い出したのは「クロスシート(窓に直角に座る座席)」でありながら「集団離反式」と呼ばれる、車両中央に向かって座席が固定されていた「京急(京浜急行)2000形」。
くだんの直通列車のそれとは、そっくりそのまま座席の向きが違いますが、これも我が国では珍しいものだと感じた次第です。余談でした。出典①。

公式サイトから予約すると、500ウォン(約51円)割引に。ジュースくらい買えるかな。

今日はこんなところです。
(出典①「フリー百科事典Wikipedia#京急2000形電車」)