春まだ浅き韓国ソウルをひとり旅2025〜その10 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


先月中旬のこと。頂いた春休みで14年ぶりに韓国・ソウル周辺をひとり旅した際の道中記をお送りしています。



旅は第1日目(2025年3月17日)です。
「関西国際空港(大阪府泉佐野市ほか)」から乗り込んだ「OZ(アシアナ航空)115便 仁川国際空港ゆき」機内、時刻は10時40分過ぎ。

関空を離陸してから1時間10分ほど、早くも最終の着陸態勢に入るとのアナウンスでした。



高度も一気に下がります。にょきにょきと林立する高層マンションが一面に広がりますが、位置的にはまだソウル市内ではないよう。




しばらくしますと、市街地の中に大きな空港を見つけました。おそらくこれが「金浦国際空港(김포국제공항 Gimpo gukjegonghang キンポグッチェゴンハン、ソウル特別市江西区)」。

いままさに着陸しようとしている「仁川国際空港」が出来るまでは、ここが韓国、ソウルの玄関口でした。いまでも国際線は健在で、ソウル市内に近いのはこちらです。




ソウル市内を通り過ぎ、さらに高度をだいぶと落とした機からは、土色の広大な干拓地が眼下に広がります。


着陸しようとしている「仁川国際空港」は「黄海」に面したところに浮かぶ島の空港。
ソウルからは西へ約50kmのベイエリアです。

空港島の北側「江華島(강화도 Ganghwa-do カンファト、こうかとう)」という、古来から海上の要衝地として拓けた島の向こうは、もう「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)」。
空港からですと、海上での軍事境界線まで約30kmしか離れていません。グーグル地図より。


我が国にしてみれば、領海や領空を飛び越して散見されるミサイル発射など、おのずから警戒の目になるようなかの国に、もうすぐそこまで迫るところまで来ているのでした。


悠々と流れるのは「漢江(Hang-gang ハンガン)」。画面右、東方向に遡るとソウル市内を東西に横切る大河。韓国随一の河川です。


このように、海や河川の河口付近につくられた「仁川国際空港」は、この湾内にあった「龍遊島(용유도 Yongju-do ヨンユウド)」と「永宗島(영종도 Yeongjong-do ヨンジョンド)」というもともと離れていた島の間を、他の小島とともに埋立てたものなのでした。

なんとも、すごいことをした訳です。




黄海に面した広い湾岸に、長く続く道路。空港が出来るまでは、海運輸送が主な移動手段だったことが窺い知れます。迫力あります。



機は、もうフェリーが手に届くかのような低空にまで降りて来ました。まもなく着陸です。


ではここからは、動画でどうぞ。




機内アナウンスは「韓国語→英語→日本語」の順。これは、地下鉄でもそうでした。


関空から2時間弱、無事に「仁川国際空港(인천국제공항 Incheon gukje gonghang インチョンクッチェゴンハン、仁川広域市中区)」に到着しました。いよいよ14年ぶりの韓国上陸です。


次回に続きます。

今日はこんなところです。