こんなニッチなものを!「川崎車両 鉄道車両室内銘板メタルキーホルダー」ガチャガチャを発見!その3 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



先日、馴染みのガチャガチャ店舗で発見したこの「川崎車両 鉄道車両室内銘板メタルキーホルダーコレクション」なるシリーズについて取り上げています。1回500円で、全6種類。



今日はこちらから。ラインナップの中では、二番目に古いものです。昭和36年製造。



このバージョンの銘板は、昭和30年代半ばから同44年までに、川崎車輌で製造された車両に取り付けられていました。


ガチャガチャの壁紙でも、これが最も大きく扱われていることがわかるのですが、その理由と思われるのは、この銘板が使用されていた時代に、川崎車輌で製造されていた車両たちです。


1957(昭和32)年「小田急3000形(SE車)」。初代「ロマンスカー」。


1958(昭和33)年「国鉄151系(こだま形電車)」。東京・大阪間を6時間30分で結び、日帰りを可能にした、革命的なビジネス特急。


1962(昭和37)年「山陽電気鉄道(山陽電車)2000系」。日本初のオールアルミカー。


そして、1964(昭和39)年「国鉄新幹線0系」。言わずと知れた、新幹線の初代車両。出典①。



ということで、一例を挙げるだけでも日本の鉄道史に残る、錚々たる顔ぶればかりです。


この頃の日本の鉄道というものは、実に華々しいものだったのだなと、感慨に耽ってしまいます。いや、すごい車両ばかりです。出典②。




そんな中、わたしにとっては、のお話しです。

現在、京阪電車の全車両は川崎車輌、もしくは川崎重工で製造されていることから、この銘板シリーズには親近感がある、と先日記事でも触れました。枚方市にて。


先ほどの錚々たるラインナップと年代を同じくした、昭和30〜40年代にかけて大量に製造された、卵型の通勤型車両。2200系、2316号車。


緑基調の車内が特徴ですが、乗り込むと大概、この銘板が取り付けられているのでした。ですので、小さい頃から見慣れ、いちばん親しみのあるものがこれです。



京阪電車のそれの場合、製造銘板はこのように蓋付きのデコラ板に取り付けられていることがデフォルトなのでした。




実際のものはこれ。廃車になった「京阪2200系」から取り外されたものですが、あらためて観察すると、実物の銘板は厚みもあって、実にしっかり作り込まれています。ブログ主所蔵。



しかし、キーホルダーの方はよく再現されているなあと感じます。興味深いものです。



ちなみに、鍵穴のある開放式のデコラ板の裏面は、このようになっています。割に重量があります。



ここまで銘板に記されて来た「川崎車輌」は、系列の2社と1969(昭和44)年に合併。あらたに「川崎重工業」となったことで、銘板もあたらしいデザインに変更されたのでした。

次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「川崎車両株式会社」公式ホームページ_沿革)

(出典②「フリー百科事典Wikipedia#川崎車両_兵庫工場」)