今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。

富山周辺の日帰り乗り鉄旅も、その行程はいよいよ折り返しを過ぎたところ。
「高岡駅(富山県高岡市)」に戻って来ました。

しかしながら、どのみち列車の待ち時間があるというので、駅直結の商業施設で時間をつぶすことにします。あまりにも暑いこともあるのですが(汗)

ところで、わたしの乗り鉄旅の楽しみというのが、その土地土地で発行されている、地方紙を買い求めること。
2階を入ったところの「セブンイレブン ハートイン」でさっそく見つけたのですが、あれ、意外にも種類の多いこと。
四方に比較的広い県内でも、ここ高岡は、県庁所在地の富山市より石川に近い県西部(呉西地域)。最大の地元紙で県紙といわれるのは「北日本新聞」で、それに次ぐのは「富山新聞」。
「北陸中日新聞」は北陸三県で見かける「中日新聞」の系列紙(本社は金沢)ですが、興味深いのは、隣県・石川の地元紙「北國新聞」があることでしょうか。
これに対して「北國」は、元日に発災した能登半島地震で被災した寺社の再建支援に、「北陸中日」は福島第一原発の燃料デブリ採取に失敗と、それぞれ異なるというもの。
扱いの違いは地元紙ならではですが、四紙も地方紙が集うというのは、旅をしていても見かけた記憶がありません。興味深いものです。

ちょうど帰宅時間なのか、涼しい駅ビルには高校生がたくさん集まって来ます。
みなハンディ扇風機を持っているのに驚きますが、そういえばウチのJK長女もなのでした(^_^;)ほんと、高校生にとっては必需品なんですね。


改札を入ります。乗るのは15:03発の富山ゆき。


ホームに降りて来ました。昼前、この駅に降りた時にも感じたことですが、構内の実に広いこと広いこと。
日夜問わず、長距離特急や急行列車が行き来していたこの駅も、新幹線の開業でその役割は、地域輸送へと移行した事実をはたと感じます。

突き刺すような陽射しのもとで、列車を待ちます。夏の旅をしているなと感じる瞬間です。

心地良いディーゼル音を響かせながら、入線して来たのは、先ほどまで乗車したキハ40形。あのタラコ色のディーゼルカーでした。
しかし、この塗装に無骨な顔つき。
非電化の地方路線ではどこなりと出会えた車両ですが、また乗りたくなりました。

さて、先にやって来たのは反対方面の金沢ゆき。15:01発、各駅停車で金沢には15:42着。
あれ、行きに乗車した「あいの風とやま鉄道」の車両と塗装がまったく違います。富山にて。


相互乗り入れしている「IRいしかわ鉄道」のそれでした。青色が基調なんですね。車両の諸元は同じとはいえ、これほど印象が違うとは。

そんなことを考えていますと、15:03発の富山ゆきが入って来ました。逆に、こちらは「IRいしかわ鉄道」に乗り入れて金沢からやって来た列車です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。