JR西日本「乗ってみよう北陸 WEB早特きっぷ」で行く北陸新幹線と越中富山を乗り鉄の旅〜その7 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。



富山駅からかつての「JR北陸本線」を継承した「あいの風とやま鉄道」に乗ること20分ほど。

到着したのは「高岡駅(富山県高岡市)」。県内第二の規模を誇る高岡市の中心を成す、県西部の拠点駅です。



乗車して来た4両編成の各駅停車は、しばしの休息の後、富山駅に折り返し。

暑い陽射しが照りつける中、ホームの日陰で待つ人々は20名くらいでしょうか。さすがにこの区間、往来する需要は多いようです。



さて、ホーム富山寄り(西端)に並んでいたのは数々のディーゼルカーたちです。古いレンガ造りの機関庫ともども、到着直前の車内からでもはっきり見えたので、気になっていたもの。


留め置かれていたのは「キハ40形」と呼ばれるこのディーゼルカーでした。

電化されていない地方路線で、主に普通列車用として長らく活躍して来た車両。少し前までは全国津々浦々で見られたものですが、タラコ色の塗装には、ノスタルジーを感じます。


「高岡駅」を発着しているのは、先ほど富山から乗車して来た「あいの風とやま鉄道」。「北陸新幹線金沢延伸開業(2015年3月)」を機に、JRから経営移管された第三セクター鉄道です。

しかしながら、高岡から南北に延びる「氷見線(ひみせん)」「城端線(じょうはなせん)」という2路線は、離れ小島のように「JR西日本所属のまま」になりました。グーグル地図より。


レトロな雰囲気を醸し出すタラコ色ディーゼルカーは、それら2線でいまなお現役ばりばりで活躍していたのでした。これについては、また後日項にて。


ところで、冒頭にも触れましたが、高岡は県内第二の都市です。富山と金沢との間に位置し、先ほどの「氷見線」「城端線」も分岐している駅でありながら、並行する新幹線は「高岡駅」には発着していません。敦賀にて。


地図を観察しますと「北陸新幹線」は「城端線」でひとつ南の「新高岡駅」に発着しています。

市の中心部から少し離れた郊外ですが、それゆえにルートの選定や、駅の設置などには利点があったのでしょうか。グーグル地図より。


そういえば、敦賀から乗車していた「新幹線つるぎ4号」は、その新高岡に確かに停車していたのでした。



駅前には巨大なショッピングゾーン「イオンモール新高岡」があるといいます。これですね。

郊外ですから用地には余裕がありますし、クルマで乗り入れるのにも便利なはず。それに加えて新幹線の駅があるというのですから、このような形態というものは、新幹線新駅や周辺のあり方としては、十二分にあり得るでしょうね。



ただ、かつては日夜問わず長距離特急・急行などが発着していた、この高岡駅。

長大な編成の列車が停車出来る長いホームは柵がなされ、人もまばらなよう。人流が変わってしまったのかなと、ふと感じた次第です。


それも、わずか10年弱前のことですので…
以前の「特急街道」を体験したことのあるはしくれとしては、一抹の寂しさもあります。



さて、改札を出てまいりました。
真新しい駅舎に降り立つのははじめてのこと。



先ほど触れた「氷見線」「城端線」に乗り鉄するために下車したのが、確か20年以上前のこと。まったく面影はありません。2001(平成13)年3月、ブログ主撮影。


広々したコンコースの向こうには、休憩スペースを兼ねた展望デッキ。ちょっと行ってみましょう。ピアノはもう、よう弾きませんが(汗)




おっ、冬はここからも絶景を眺められるのですね。方角は西、つまり立山連峰の方向。


「立山黒部アルペンルート」には高校生の頃、家族旅行で連れて行って貰いましたが、大阪のじと〜っとした暑さがまるで別世界のようでした。帰りたくないと本気で思いました(苦笑)




次回に続きます。

今日はこんなところです。