JR西日本 全線完乗への道!その33「北陸新幹線 金沢〜敦賀間延伸開業」と北陸富山を乗り鉄の旅 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。



日帰り旅の往路。大阪から始発の「特急サンダーバード」で到着したのは「敦賀駅(福井県敦賀市)」。1時間20分ほどの所要時間でした。

本題の「北陸新幹線」は金沢からこの駅まで今春、延伸開業しました。それと同時に、敦賀駅は在来線と新幹線との乗り換え拠点と変貌したのでした。


それでは、乗り換え同線に沿って進んでみましょう。1階の在来線特急ホームから上がった2階は、乗り換え改札を設けた広いコンコース。


で囲ったところに当たりますが、3階は新幹線ホーム。つまり、三層の重厚な駅舎に在来線特急・新幹線と、コンコース階が収まります。従来の駅舎は、その西側。出典①。



この真上には、新幹線が2面4線で発着しているために、横幅も大変広く取られています。

ちょうど、富山からの「つるぎ5号」が到着。
1階で待つ「サンダーバード」「しらさぎ」へと乗り換えの人々が、一気に押し寄せて来ます。


さてここからは、従来から存在している西口へとつながる連絡橋が、脇から延びています。



連絡橋のかたわらからは、長年にわたって親しまれた在来線ホームが見えます。「北陸本線」のいち主要駅だったこの敦賀ですが、ここ以遠の武生・福井方面は、第三セクター「ハピラインふくい」という新会社に転換されました。

日夜問わず特急列車が頻発していたこのホームにはそれら各駅停車や、京都方面に向かう「新快速」が発着するのみとなってしまいました。


ところで、北陸本線から転換された「ハピラインふくい」という、福井県内を管轄するあたらしい鉄道会社。

名称が発表された時、「ハピ=Hapi」とはなにが由来なんやろうかと思ったのですが「幸福=happy」から来ているようです。ここが「福」井県、だということを思い出しました。


並行在来線の名称というのは、いずれもひと練されているのだなと、感心します。車内吊りより。


しかし、このコンコースからの眺めは実に良いものでした。海が見えますね。


敦賀は、鉄道が開業するはるか以前から栄えた日本海に面する港町です。


戦前にはウラジオストク(ロシア)への国際航路が存在し、起点の「シベリア鉄道」を辿るとベルリンやパリなど、ヨーロッパ主要都市へ陸路でアクセス出来たといいます。「欧亜連絡」と呼ばれるルート。ロマンある話しです。グーグル地図より。


現在では、新潟や苫小牧(北海道)に向かうフェリーの発着地として、関西では名が知られている敦賀。令和に入ってからは「新幹線」という大動脈が乗り入れることになったのでした。いまも昔も、交通の要衝なのだと感じます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「JTB時刻表 2024年3月号」JTBパブリッシング発行)