みなさんこんにちは。前回からの続きです。
金沢駅で見る、最後の「大阪」の文字です。
暫定ながら、ついに完乗を果たしたJR東日本の全路線。その続編ということで、北東北からあちこち寄り道しながら、帰阪の途に就こうという旅日記をお送りしています。
旅の第2日目(2024年3月12日)。
青森から東京入りしたこの日、帰阪の途は「北陸新幹線」に乗り込み、日本海側に出るという超大回りの道中を進んでいます。
そういったことで、降り立ったのは「金沢駅」。先日記事から触れておりますが、この日は今春話題になった「北陸新幹線 金沢〜敦賀間延伸開業」の4日前。
それにともない、この駅から敦賀までの「JR北陸本線」、さらに在来線特急「サンダーバード」などもすべて姿を消す、ということも話題になっていました。
「北陸線 福井・大阪・米原方面」という表記もこれで見納め。すでに金沢以西を管轄する第三セクター「IRいしかわ鉄道」へと変わります。
このような超大回りをしておりますが、幸いにもその帰路で、金沢発の「特急サンダーバード号」に乗り納めすることが出来たのでした。
それも、金沢・福井から京都・大阪へ日着する最終便、50号です。はじめて乗ります。グーグル地図より。
ところで、くだんの「サンダーバード50号」の後に「ダイナスター」という列車も控えています。サンダバの20分後に発車するもの。
さらに「おやすみエクスプレス」という、敦賀まで行くものがその間にはさまっていますが、こまめに停車するあたり、いわゆる「通勤特急」の性格になりますでしょうか。需要の高さが窺えますが、所要時間は約50分ほど。出典①。
ところで「ダイナスター(Dinostar)」とは変わった列車名称です。
JR西日本の公式説明によれば、福井県立恐竜博物館に代表される福井県の観光資源・恐竜の英訳「ダイナソー(Dinosaur)」と、地元の期待を込めた「スター(Star)」を組み合わせて命名されたものとしている…なるほど、いま人気の恐竜王国・福井からだったとは。出典②。
「ダイナスター」も、新幹線延伸開業に合わせて廃止されることになっています。こちらも気になるところですが、乗るとなると今日中に大阪へ帰れません(汗)残念。
2番線に上がりますと、すでに「特急サンダーバード50号 大阪ゆき」が発車待ちをしていました。9両編成、グリーン車は最後尾です。
発車は20:47。10分ほどありますので、編成をじっくり観察することが出来ます。
しつこいようですが、前身の「雷鳥号」から幾度も乗った、北陸と大阪とを直通する名列車。
思い出がたくさんあり過ぎ、本当にこれで最後になるのかと、まだ信じられない気持ちです。
次回に続きます。
先頭の9号車に指定を取っておきました。
ラストランに近い最終便ですので、さぞかし混み合っているのかと思ったのですが。あれ、拍子抜けです。
ゆったりした座席に腰を降ろしますと、シートポケットになにやら差し込まれています。
おっ、敦賀駅での乗り換えの指南ですね。
新幹線が敦賀まで延びる替わりに、この「サンダーバード」や、名古屋・米原方面に向かう「しらさぎ」と「北陸新幹線」とは、自ずから敦賀乗り換えになることになっています。
新幹線、在来線ともにホームは2面4線。
コンコース階をはさみ多数のエスカレーター・エレベーターを設置した、かなり大がかりな重層構造になっているといいますが、果たしてどのようなものになるのでしょうか。
これはこれで、早く体験してみたくなります。
今日はこんなところです。
(出典①「JTB時刻表 2023年3月号」JTBパブリッシング発行)
(出典②「フリー百科事典Wikipedia#ダイナスター_列車」)