JR東日本 全線完乗への道!その144〜期間限定「キュンパス」で北東北をひとり旅 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄した旅日記をお送りしています。



迎えた、旅の第2日目(2024年3月12日)は、ただいま「新青森駅(青森市)」。


「東北新幹線」と「北海道新幹線」とが境界を為すこの駅を探索しています。



さて、未乗線区だった「東北新幹線(盛岡〜八戸間)」と「大湊線(野辺地〜大湊間)」の2線区を乗り鉄して来た、第1日目の昨日。


JR東日本の残る未乗線区は「東北新幹線(新青森〜八戸間)」と、津軽半島の北端部に向かう「津軽線(蟹田〜三厩=みんまや、青森県東津軽郡外ヶ浜町=間)」の2つのみとなりました。JR東日本ホームページより。



ではここで、その「津軽線」について触れてみましょう。グーグル地図より。


「津軽線」は、津軽半島の東部を南北に「青森〜三厩間(55.8km)」を結ぶ路線です。

2016(平成28)年3月に「北海道新幹線」が開業するまで津軽海峡をはさんだ青森・函館の両都市を、青函トンネルを経由していた青森側の在来線路線はその「津軽線」だったのでした。






本州と北海道とを鉄路で結ぶルートを構成するひとつということで、新幹線開業までは「北斗星」「カシオペア」、大阪からは「トワイライトエクスプレス」「日本海」などの寝台特急、さらに在来線特急「白鳥」などが頻繁に往来する、重要な路線としての役割を果たしていました。





「津軽線」と青函トンネルを通り、早朝の函館に到着、機関車を「DD51」に付け替え作業中。2001(平成13)年3月、念願の寝台特急「北斗星」に乗った際の様子から。ブログ主撮影。



「津軽線」は路線の中間に当たる蟹田(同)の次駅、中小国(なかおぐに、同)の先から青函トンネル区間に入っていました。


青函トンネルは新幹線開業後、旅客列車はその新幹線のみとなりましたが、貨物列車は通過しますので、津軽線との間には「北海道新幹線」ルートに合流する連絡線が設置されています。



在来線時代から青函トンネル区間に関係のなかった「中小国〜三厩間」は電化もされず、短編成のディーゼルカーが行き来するのみのローカル路線。これは新幹線開業後も変わりません。

しかしながら、今回の「キュンパスで未乗線区完乗!」を目指すに当たり、このことで大変懊悩することになったのでした。出典①。


実は「津軽線 蟹田〜三厩間」は2022(令和4)年8月の集中豪雨で大きな被害を受け、バスによる代行輸送が行われているということを。


事前に確認してみたのですが、くだんの代行バスはなんと一日2便のみ。さらにこの時間帯だと、往復するのだけでいっぱいいっぱいだとわかります。ヤフー乗り換え案内アプリより。


そういったことで、三厩への乗り鉄はこれでは難しいと、大変残念ながら断念せざるを得なくなりました。ああ、残念です。




旅から帰阪して後の5月のことですが、運休中のままになっているこの「蟹田〜三厩間」について、沿線の今別町がバス・タクシーなどへの転換に合意したというニュースを目にしました。


これらの報を詳読すると、このまま鉄路では復旧されず廃線されるということになるよう。加えて驚いた次第です。



一度は足を運んでみたかったのですが、代行バスしかり、仕方がないのですが残念無念です。


しかし、津軽半島の突端に位置し、あの竜飛岬の最寄りだという、大変厳しい自然環境の中にあるという三厩。



さいはての終着駅、さらに、青函トンネル建設の最前線となった舞台ですので、このまま立ち去るのはあまりにももったいないので、もう少し掘り下げてみたいと思います。出典同。


次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「JTB時刻表 2024年3月号」JTBパブリッシング発行)