みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。



旅の第1日目(2024年3月11日)。
早朝の関空から空路で仙台入り、岩手・盛岡で途中下車して来たこの旅。

「東北新幹線」にて「八戸駅(青森県八戸市)」に辿り着きました。定刻、15時05分到着。
いよいよ青森県ですが、盛岡からの新幹線未乗線区をまずは完乗。残りは「八戸〜新青森間」。ここまでは大変順調です。


さて、盛岡から乗車した「はやぶさ23号 新函館北斗ゆき」からは多数の下車がありました。

ここが終着駅かというほどですが、ホームから眺めた車内は一気にがらがらになります。


この先は新青森に15時29分、北海道の玄関口・新函館北斗には16時30分到着という「はやぶさ23号」。僅か1時間半で津軽海峡の向こうですがみなさん、そこまでは行かないのでしょうか。



真新しいコンコースに上がって来ました。
新幹線がこの駅まで延伸開業した2002(平成14)年12月にあたらしくなったものだというのですが、列車からの人の波はそのままに。


八戸にやって来たのは、これで二度目です。


前回もやはりJR東日本、未乗線区の乗り鉄旅でしたが、盛岡から在来線特急の「はつかり」に乗り、夜に八戸到着。


一泊し、始発から「八戸線」と「三陸鉄道北リアス線」に乗りましたが、新幹線八戸開業の2年前でした。2000(平成12)年2月撮影。



この当時は新幹線が盛岡以北にない頃、まさに「特急街道」でした。「はつかり」もはるばる函館まで足を延ばす便もありましたし。

というともう20年以上前のことになります。
わたしも年を取ったなあと感じます(苦笑)


そういったことで、駅前あたりを散策してみたいところではあるのですが、接続の関係で少し急がねばなりません。残念、と思いながら改札を出たコンコースを進むのですが…


この自由通路の窓際に沿って、どうにも鉄道利用者ではなさそうな人たちが、どこかしら所在なげに立っているではないですか。


こちらの方々、精巧な人形でした。
後ろから見るとそう見えないのでビビります。さらに、方言で記されたメッセージが傍らに。これ、どうもモニュメントのようですが…

「げいぐり」とは当地の言葉では「周囲」のことだそうで、意訳では「家のまわりで草取りしてた」くらいでしょうか。


その隣。わっ!びっくりした。大丈夫?


この方は、朝市でお商売中のよう。
しかし、リアル過ぎてインパクト強いです。

「あんた朝から畑で稼いでたからな、そうだ、稼ぎ過ぎで明日は大丈夫か?」でしょうか。本当に大丈夫なんかしらと足が止まります。


ところで、青森の言葉というと津軽弁を想起します。最近では、テレビでよくお見かけするタレントの王林さんが印象的なのですが、この方は同じ県内でも西部の弘前出身。出典①。

八戸は真反対の東部ですので、これは津軽弁ではなく、南部弁になるのでしょうか。いずれにしても、大阪人のわたしにとってはまったくわかりません(汗)


新幹線改札から少し離れたところに、JR在来線と並行在来線「青い森鉄道」の共用改札があるのですが、ここもすごい人出!

いったいなにがあるのかと気になるのですが、乗車券を買い求めるので混雑しているよう。
わたしはどちらにも乗れる「キュンパス」を持っているので割とスムーズに入構出来ました。


この駅から乗車するのは「快速しもきた号 大湊ゆき(同むつ市)」です。


3つ残っているJR東日本未乗線区のうちのひとつが「大湊線」。下北半島の内陸部に向かう路線ですが、始発は「野辺地駅(のへじえき、同上北郡野辺地町)」。JR東日本ホームページより。

まずはかつて「東北本線」だった「青い森鉄道」を青森方面に下らねばならないのですが、八戸から野辺地を経由し、大湊まで直通してくれるもの。乗り換えが不要ですので助かります。


先ほどの新幹線からの乗り換え客が次々とこの列車に乗り込んで来ます。

どうやらみなさんこの方面に向かうようです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「フリー百科事典Wikipedia#王林」)