みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。



青森県内に残る、わたしにとっては3路線残ったJR東日本の未乗線区。その乗り鉄を前に、仙台からの途中で岩手・盛岡に立ち寄っています。

念願の盛岡冷麺と、盛岡そばを味わうことが出来まして、大変満足な気分に浸りながら「盛岡駅」に戻って来ました。いや、良かったです。


時刻は2時を過ぎたところ。
この後はその未乗線区のひとつ「東北新幹線」盛岡以北の区間に乗ることにしています。

その前に、JR駅とは改札が別に設けられている「IGRいわて銀河鉄道」の「盛岡駅」にも立ち寄ってみることにしました。


IGRは、ここ盛岡から青森県に入った「目時駅(めときえき、青森県三戸郡三戸町)」を結ぶ第三セクターの鉄道です。



ただ、ターミナルでもない目時で路線は行き止まりではなく、その先は「青い森鉄道」という、やはり同じ第三セクターの鉄道に管轄は変わります。出典①。


両社ともかつては「JR東北本線」だった線区。東北新幹線が八戸まで延伸開業した際(2002年12月)にいわゆる「並行在来線」として、東北本線がJRの運営から外れることになり、誕生したあたらしい鉄道会社です。

近年、あたらしく開業する新幹線路線は「整備新幹線」としてのもの。同時に、置き換えの対象となる従来の在来線は第三セクター会社へと転換されることになっているのでした。



ただ、国鉄時代からJRになっても一貫して営業、運行されていた長大な幹線が、分社化により「ぶつ切り」になる現象が起きているのも事実。時代は変わったものだなと感じます。

そういえば、今春の「北陸新幹線 金沢〜敦賀間延伸開業」で、並行する「JR北陸本線」も「IRいしかわ鉄道」に転換。路線形態が大きく変貌したということを思い出します。金沢にて。


さて、JRのコンコースに戻って来ました。



同じ「東北本線」や「東北新幹線」でも、くだんの「整備新幹線計画」以前に建設された、盛岡以南の区間はそれには当てはまらず。

東京へ向けてJRとして両線は延びて行きます。


乗車予定しているのは「14時35分発 はやぶさ23号」。東京始発で、この駅までは「秋田ゆき こまち23号」と併結されてやって来るもの。


下りホームに上がって来ました。時間もでしょうか、思ったより列車を待つ人は少ないよう。「北海道新幹線」の文字が印象に残ります。



待つことしばし、「こまち・はやぶさ23号」が入線します。前方の7両は秋田ゆき、後方の10両が新函館北斗ゆき(北海道北斗市)。


これに乗りますと、2時間弱で北海道に到達出来ます。ここは本州も北も北、いよいよ北海道が間近なところに迫って来たことを感じます。



次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「JTB時刻表 2024年3月号」JTBパブリッシング発行)