みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。




早朝、6時を回ったところの関西空港です。
北東北へJR東日本全線完乗を目指す旅、まずは空路を利用するために、その「第2ターミナル」へ向かおうとしています。


ホテルや商業施設が入る「エアロプラザ」西側にあるこの場所からは、くだんの「第2ターミナル」に向かうための連絡バスが頻発しています。施設内の移動ですので、無料で乗れます。

泉州ナンバーの「南海バス」が発車を待っていました。


バス車内の様子。しかし、どことなくゆったりとしているといいますか、広い設えです。


https://www.aviationwire.jp/archives/117961


実は、ここで運行されているターミナル間を連絡するバス。二車体を連結させた、関西では珍しい「連接バス」なのでした。

空港内の旅客連絡という性格上、多数の乗客を短時間で運ぶ必要があったがゆえの導入だったといいます。ここからは、リンクの出典より。


…導入するのは、独ダイムラー傘下のエボバスが製造するメルセデス・ベンツ「シターロG」が2台で、大きさは全長18.12メートル(注釈:通常の路線バスは10〜11メートル程度)、全幅2.55メートル、全高3.10メートル。


2つの車体がつながり、床が低い部分が広いのが特徴で、日本の排ガス最新規制と同等の欧州排ガス規制「EUR06」をクリアしており、環境性能の高さも売りとなっている。


前方の車内はスーツケースなどを置く荷物置き場や、車イス用スペースをはじめ、立って乗ることを前提とし、後方にイスを設けた。

従来のバスと比べて、約2倍にあたる100人程度の乗客を運べるようになる。


空港内のターミナルを結ぶ連絡バスに連接車を導入するのは、国内では初めて。

ということで、従来の路線バスとはまったく異なる性格の、大量輸送が可能な連節バスだということがわかります。珍しいものですが、関西では他にも例はあるのでしょうか。



それでは、この連接バスに乗って「第2ターミナル」に向かいます。グーグル地図より。



実は「第2ターミナル」へは、自家用車でしたらアクセスは可能だといいます。それ以外、つまり鉄道や船舶などで空港に来たのならば、この連絡バスに乗らねばなりません。


先ほど、乗り込んだ「エアロプラザ」は右側。

2007(平成19)年、従来の空港島北側を埋め立てた「第2ターミナル」は運用を開始しましたが、それらの間にはこのように「大阪湾」が。なかなか、おもしろいものです。


北側の「第2ターミナル」に入りました。しかしすごい数のクルマ!乗り合わせてでしたら、クルマの方が便利なはずです。



連絡バスに乗ること5分ほど。「第2ターミナル」国内線乗り場に到着。早や、6時半前でした。

ようやく辿り着けたという感を受けますが、バス自体は大変乗り心地良いものでした。もう少し乗っていたいほど。さすが、ベンツ製!


次回に続きます。

今日はこんなところです。