みなさんこんにちは。今日の話題です。 




断続的にシリーズでお送りしています「大阪モノレール 東大阪市方面への南伸事業(2029年度開業予定)について少しはさませて頂きます。万博記念公園(大阪府吹田市)にて。




延伸予定区間は「門真市(同門真市)〜仮称・瓜生堂間(うりゅうどう、同東大阪市)」の8.9km。


事業認可後、昨年からおらが街ではじまった建設工事現場()付近の定点観測をするということをしています。「大阪モノレール」ホームページより。



さて、毎度の探索のスタート地点「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、大阪府東大阪市)」の建設予定場所から、2月に入った最近の工事の様子をお送りします。まずは地点。


画面端で左から中央奥(東西)に横切るのは「JR学研都市線(片町線)」。



これに南北で直交するのが高架に「近畿自動車道(近畿道)」と地平の「府道大阪中央環状線(中環)」。目の前の中環は、上下線の間に近畿道を挟むという広い幅員。これを渡ります。




地点。中洲に当たる地点、近畿道の東側に沿う形でモノレール本線が敷かれることになっています。ここの二本の支柱以外は、仮設事務所を含めてすべて撤去がなされました。それからは特に変わりはない様子。JR車中より。



地点。JR高架から少し進んで北方向に、一級河川の「寝屋川(ねやがわ)」を渡ります。その中洲に当たる地点、近畿道の東側に沿う形でモノレール本線が敷かれることになっています。



地点。門真市駅方面へ向いたところですが、地平には「府道大阪中央環状線(中環)」と高架の「近畿自動車道(近畿道)」にはさまれた細長い敷地にモノレール高架が建設されています。




本線路の支柱が昨春には完成しているこちらにも、特に動きはなし。




さらに北方向に進み、地点。

いつもの「大東市(だいとうし)」との境までやって来ました。ここから南側がおらが街。



ところで先月末、このモノレール延伸工事について衝撃的なニュースが各メディアで報じられた、ということについて取り上げました。



東大阪市方面への南進事業、この工事の事業費が約650億円上振れし、開業も4年延期になる見込みだというもの。NHK大阪ローカル「NEWS関西845」2024(令和6)年4月25日放送。



資材価格や人件費の高騰が予想以上に膨れ上がった結果だというのですが、来年の万博関連も影響したのでしょうか。優先度でいうと、国家的イベントの万博、なのでしょうが。


さらに、工事区間の一部の地盤が想定より軟弱なことがわかり、基礎の強化だけでなく、駅舎の設計自体をやり直さないとならないほどだとのこと。



しかし、先月に引き続き柱間にこんもり土が盛られている個所を発見。それをユンボがしきりにほじくっていたのを見るにつけ、なんの工事になるのかと思っていたのですが。




工事予定地の地盤の軟弱が想定以上だったという「仮称・瓜生堂駅(同)」。


「近鉄奈良線」(画面左右)と直交し、近鉄側にも新駅が設けられる予定になっている、市中心部のあらたな交通の要衝になるところです。



ここでも、これによく似た土盛があるのです。ひょっとして、地盤問題や基礎強化というのは「仮称・瓜生堂駅」付近だけではないのかも知れんなあ、などとも考えてしまいます。



発表されているのは瓜生堂付近のみですが、これは他の工区も実際のところどうなのか。詳しく知りたいものなのですが。以上「newsランナー(関西テレビ、フジテレビ系列)」同日より。




①地点に戻り、引き続いてJR高架の南側も見て参りたいと思います。先月に引き続き、動きはやはりこちらの方にありました。



地点。JR高架の南側へとやって参りました。



これの東側、JR高架に沿う空き地もそのまま。ここはモノレール駅に付随するロータリー予定地で、タクシーや路線バスが乗り入れることになっています。

駅舎の工事はまだですので、それが進捗するまではおそらくは手つかずなのかも知れません。


さらに南へ地点。
「河内寺島東」交差点に出て来ました。

中環が混雑する原因というのは、ここで東西(画面では左右)に交差している「府道168号線(石切大阪線)」だということは、以前の記事でも触れたところ。
この日も、多数が信号待ちをしていました。



地点、中環の中洲から北方向を望む。
高架の近畿道側の2車線は封鎖され、バリケードが設置されるようになったのも変わらず。

封鎖されている2車線の場所は「仮称・鴻池新田駅」が設置される用地の東側半分です。


道路の移設と封鎖から数ヶ月経過しているのですが、見た目にはこちらも変わりはなし。



この封鎖されている2車線と、整地途中の場所に跨るように「仮称・鴻池新田駅」が設置されます。計画図では、駅舎の南端がこのあたり。


近畿道をはさんで向こうの西側まで、あらかたの整地は進んでいました。




長年、樹木が茂り放題だった未活用の用地。

整地が済んでいるので、着工はいつかと楽しみなのですが、例の「仮称・瓜生堂駅」の軟弱地盤の件もあり、果たしていつになるのか。



ところで、この交差点の中洲に当たる部分から府道の南側に沿っては、なにやらあたらしい立て看板が設けられているではないですか。


こうしたものは、確か先月にはなかったもの。ちょっと見に行ってみましょう。


次回に続きます。

今日はこんなところです。