みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。



旅の第1日目(2024年3月11日)は「JR放出駅(はなてんえき、大阪市鶴見区)」からはじまりました。


さて、ここから乗り込んだのは「学研都市線(片町線)」の始発列車、4時56分発。ぽつぽつではありながら、お客さんの姿は見られます。


旅をしたのは今春のJRダイヤ改正直前のこと。駅構内や、車内吊りで度々見かけるのはやはり「北陸新幹線 金沢〜敦賀間開業」についてのものです。



「さらば北陸特急街道」と題して、先日まで「サンダーバードで金沢乗り鉄」という記事をお送りしていたのですが、開業が近づくに連れて盛り上がりも俄然高まって来た感がありました。これは、北陸に行きたくなるPRですね。


ところで、いま乗車している「普通京橋ゆき」は始発の放出からですと、わずか2駅走るのみ。

ものの4、5分で京橋には着いてしまいます。


放出から京橋はそれこそ3kmほどしか離れていないのですが、始発電車がなぜこれほどの短距離にとどまっているのか。グーグル地図より。


放出駅から南東に、「おおさか東線」に沿うように設けられている「網干総合車両所明石支所放出派出所」。以前は「淀川電車区」と呼ばれた「学研都市線」の車両基地です。



ここから出庫したばかりの列車がまさにこれ。

京橋の引き上げ線で折り返し、学研都市線の上り(住道・四条畷・長尾・木津方面)の列車として充当するためなのでした。早朝ならではの運用ですが、これは興味深いもの。



わたしの方は、京橋で「大阪環状線」外回りに乗り換えました。

森ノ宮・鶴橋・天王寺方面と各駅停車ですが、こちらでもお客さんはちらほら。



5時20分、「天王寺駅(同天王寺区)」に到着。
鶴橋から近鉄電車の始発で辿り着いた人々でしょうか、どっと乗り込んで立ち客が出るほど。

まだまだラッシュ時にはほど遠いのですが、自分が思っている以上に、世の中というものは早起きです。当たり前か(汗)


しかし、内回りのUSJラッピング列車を見るといっぺんに目が覚めました。環状線とは思えぬマリオたちの活躍する姿は、なかなか遭遇しないこともあり、眺めていても楽しいもの。


そんな中、早朝から歩を急がねばなりません。
環状線ホームから、改札階へ登って右折。




その先にあるのは「阪和線」ホームです。
「阪和電鉄」という、昭和初期の伝説的な私鉄を出自にした雰囲気がふんだんに残る、大好きな阪和線のホームです。

話せば長くなる…いや、余談になりますので、よろしければこちらをどうぞ↑


すでに列車は発車待ちしているのですが、大きなカバンやキャリーケースを引いたたくさんの人々が、急ぎ足で向かって行きます。



次回に続きます。

今日はこんなところです。