みなさんこんにちは。前回からの続きです。

3月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。


全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。




この旅、目的のひとつにしていた「北陸鉄道(北鉄)石川線」の乗り鉄を終えて戻った、金沢・野町。

傾きかけた陽の中をそぞろ歩いて、金沢の観光名所「にし茶屋街」に辿り着きました。



野町の駅からはゆっくり歩いて5分ほど。
住宅街を抜けたところに、古い趣きの街並みがそこにはありました。



解説より。金沢の茶屋街、というと「ひがし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」が有名ですが、こちらもそのひとつ。

「北国街道沿いににぎわいを見せた茶屋が集うところ」というのですが、ここでいう「北国街道」とは「北陸道」のこと。


「北国街道」は畿内(現在の近畿地方、特に京の都)と越後国(現在の新潟県)とを結ぶ、古来から重要な街道でした。

その中間を過ぎたここ加賀百万石の地・金沢で、旅する人々はひといきついたのでしょう。


石畳が美しい茶屋街を少しばかり散策してみます。そういえば今日は(今日も?)観光地らしいところには足を運んでいないというのは、なんともわたしらしい旅なんですが。



茶屋街の南の外れには、ちょっと趣きの違う建物を発見。これはこれでいい佇まいです。




ところで、この「にし茶屋街」には実際に営業しているお茶やさんが幾つかあるとのこと。

時間が早いのか残念ながら、芸妓さんや三味線の音色などには出会えず。



しかしながら、タイムスリップしたかのような佇まいの中でそぞろ歩くのも風情があります。国道筋からすぐ近くなのですが、静かなのがよりそのように感じさせられるのでしょうか。


次回に続きます。

今日はこんなところです。