みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。

全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。


ただいま「野町駅(のまちえき、金沢市)」。
この駅から県南部の「鶴来駅(つるぎえき、石川県白山市)」に向かう「北陸鉄道(北鉄)石川線」に乗り鉄しようかというところです。


金沢市内にありながら、接続する他の鉄道路線も存在しないことから、大変閑静なこの駅。

列車の発車時刻まで時間がありますので、この駅の様子をあれこれと探索しています。


さて、敷地から外れた踏切から望む駅構内。
いまの言葉でいうと、エモい光景が展開されているので、少しく興奮ぎみになります。


それでは、踏切を渡ってみましょう。安全に十分留意しながら撮影。


「野町駅」は見たところホーム2面、線路2線の終着駅。列車が停まっているのが「1番線」、向かって左側のこちらが「2番線」。


しかしながら、2番線側の線路をよくよく観察しますと…レールが途切れていました。


踏切を渡り終えたところからもご覧のとおり。


見た目には、ホーム2面というターミナルらしい設えと感じるのですが。



ダイヤパターンはわりとばらばらで、約20分おきだったり、逆に60分近く列車がないなどしていることがわかります。ヤフー乗り換えアプリより。



逆にいいますと、この駅で列車を必ずしも二本並べねばならないダイヤではないということ。


全線が単線ですので、途中の行き違いをやりくり出来ているダイヤなのだろうと感じます。



ただ、やはりこういった光景はもの悲しいものを感じます。ちなみに、野町駅の一日の乗降客数は1,746人(2019年集計)。

北鉄全体では、3番目に多いというのですが。


ところで、あらためてこの駅周辺を航空地図で眺めていますと、からっきし行き停まりという構造ではなく、なんとはなしにまだ先に路線が延びる(延ばせる)ような、さながら中間駅のような感じがします。グーグル地図より。


それに加え、金沢市内の街なかから少し離れ、他に接続する鉄道路線もない、いささか中途半端ともいえるこの場所がターミナル駅になっているのにも、やはり理由があったのでした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。