みなさんこんにちは。前回からの続きです。

来月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消す、敦賀から先の「北陸本線」。


全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。



「金沢駅」構内をぶらぶらと散策しています。


新幹線が発着している、正面玄関に当たる「兼六園口」へと出て来ました。




出入口からつながるのは、ガラス張りの広い天井。そして、それに連なるかがり火を思わせる高い柱。金沢駅名物「もてなしドーム」です。


“おもてなし”の心から生まれた金沢の新名所 

金沢駅の兼六園口にある「もてなしドーム」。
金沢は雨や雪が多いため『駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心』をコンセプトに誕生。金沢を訪れた人を、幾何学模様のガラスの天井がやさしく迎えてくれます。



フォトスポットとして人気なのが荘厳な印象の鼓門(つづみもん)。金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしています。

高さが13.7mあり、2本の太い柱に支えられた門構えは圧巻です。金沢を訪れた多くの観光客がまずここで記念写真を撮影しています。




ドームの内からですと、なおさら丸く型どられたデザインがなんとも開放的で、やさしい印象を受けます。


地下通路には、この「鼓門」の模型が飾られています。これもぜひ見ておきたいものです。

金沢駅は「世界で最も美しい駅14駅」の1つに選出されています。日没から0:00までは、鼓門ライトアップを行っています。


ライトアップ時間中は正時(毎時00分)ごとに2分間、加賀五彩(かがごさい。えんじ、藍、草、黄土、古代紫)をイメージした光で、曜日ごとに異なる色でライトアップされます(月:えんじ、火:藍、水:草、木:黄土、金:古代紫)。出典①。

「加賀五彩」とは、名産「加賀友禅」で用いられる金沢の伝統的な色彩なのだそうですが、これは帰る前にもライトアップを眺める楽しみが出来ました。今日は金曜日、古代紫の日です。



しかしながら、近くで模型を観察していますと実に複雑な組み合わせです。建築デザインについてはまったく門外漢ですが、ただすごいもんやなあと感心するばかりです。

どれか一本、引っぱったらえらいことになりそうで(汗)


さて、この「もてなしドーム」と「鼓門」の真下には地下へとつながる通路が続いています。



地上のにぎやかさとはうって変わって、閑散とした地下通路です。


地図ではちょうどこのあたり。バスターミナルの真下に移って来ました。グーグル地図より。




そこに、地下の「北鉄金沢駅」があります。
今回の日帰り乗り鉄旅の目的のひとつ、金沢市内中心部を拠点に、2路線を有するうちの「北陸鉄道 浅野川線」の始発駅です。



次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「金沢旅物語」ホームページ)
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/
everyone/spot/detail_10050.html