みなさんこんにちは。前回からの続きです。

来月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消す、敦賀から先の「北陸本線」。



全国的に見ても稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。 




さて、今回の金沢ゆきで利用したのは、日本旅行から発売されている、西日本各地への企画乗車券。新幹線で九州島内へ向かうものは「バリ得きっぷ」という名前で発売されています。


「ひかり」「こだま」、九州島内で乗り換え「つばめ」の限定列車が利用出来るというもの。

「のぞみ」などは対象外で、時間のかかる各駅停車が中心に、なおかつ日帰りで列車も限定という制限がつきますが、1名から利用出来ますし、かなり格安なものです。



これの、金沢往復のものを利用しました。


往復サンダーバードの普通車指定席と乗車券、金沢駅構内の土産店で使用出来る利用券500円(現地での引き換えが必要)で、11,200円。



通常、片道が合計7,990円ですので、これはかなりお得に金沢へ旅することが出来ます。


ただし、新幹線開業後はどうなるのか、気にはなりますが。ヤフー乗り換えアプリより。



しかし、やはりこちらも乗車出来る列車が限定されています。わたしが利用した時には大阪発の往復で、早朝と夜発のみでした。ご参考に。



さて、旅の当日(2023年11月1日)。地元駅からまず「JR京橋駅(大阪市都島区)」にやって来ました。時刻は早朝、5時半を過ぎた頃。


ここからはまず「サンダーバード」が出る「大阪駅(同北区)」へ向かいます。内回りホームで発車待ちをしていたのは「関空・紀州路快速」。

環状線内には終日にわたり、頻繁に乗り入れしているおなじみの列車ですが、環状線からの列車はこれが始発便です。


行き先を眺めていて、あれ、和歌山駅でない。それより先の「海南駅(和歌山県海南市)」です。


早朝や深夜帯には、紀州路快速のうち「きのくに線(紀勢本線)」へ直通する便があるためでした。昼間にはまず見ませんので、新鮮ではあります。



これの反対で、早朝に紀勢本線から新大阪に向かう快速列車が、かつては存在していました。

いまは「うめきた新駅」が開業している貨物線を経由して、和歌山駅以南から大阪方面への早朝アクセスを担っていたもの。


新大阪到着後、折り返して「紀伊田辺駅(同田辺市)」に戻るので、そちらへ乗り鉄する時には実に便利な列車でした。いまは懐かしい、国鉄型の113系。もうすでに姿を消しました。


朝日を浴びながら、四人がけのボックスシートで旅気分を味わえた、いい思い出です。和歌山にも行きたくなります。
以上、2010(平成22)年8月ブログ主撮影。

次回に続きます。
今日はこんなところです。