みなさんこんにちは。今日の話題です。
断続的にシリーズでお送りしています「大阪モノレール 東大阪市方面南伸事業(2029年度開業予定)」。大阪モノレールホームページより。
事業認可後、昨年からおらが街の一部ではじまった建設工事現場(□)付近の定点観測をするということをしています。
さて、毎度の探索のスタートはこちら「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、同東大阪市)」の建設予定場所です。
画面中央から左(東西)に横切るのは「JR学研都市線(片町線)」。その交点付近にモノレール新駅が出来ることになっています。
モノレールが走るのは、手前の「府道大阪中央環状線(中環)」と、高架の「近畿自動車道(近畿道)」との間にある、狭い空間。

さて、ここへ辿り着いて気がついたのですが…
JR高架に、なにやら幕が張られています。

中環の信号を渡り、上下線の中洲になっている
場所へと移ります。モノレールの「(仮称)鴻池新田駅」はJR高架を跨いだ先、地上の通用口の奥に設けられることになっているのですが…

「JRの高架柱耐震補強工事」でした。

「学研都市線」のこの区間が高架化されたというのは、1969(昭和44)年のことでした。
まだ「片町線」と呼ばれていた、ローカル線だった半世紀以上前のこと。高架橋としては、結構に古い部類に入ります。
大阪市内でもないこの区間が、そんな以前から高架になっていたのか、と驚くのですが、理由はモノレールが並行することになる、他ならぬ「中環」と「近畿道」の建設でした。
大阪の外郭部を半周回している「中環」と、それを南北に貫く「近畿道」は、1970(昭和45)年に開催された「大阪万博」のために整備されたものでした(区間は一部で重複。記事の現在地は○)。ヤフー地図より。
片側が4、5車線もあり、信号も少ない高規格道路となると、鉄道との交差はおのずから立体交差になるということが、その理由なのでした。

それでは、JR高架から北側、橋脚の建設が進む地区を探索してみることにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。