阪急うめだ本店「鉄道模型フェスティバル2022」訪問記〜その14 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



先日、8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子を、シリーズでお送りしています。

まずは、お目当てだった鉄道模型各メーカーの新製品展示を拝見しながら、その車両にまつわる思い出を中心に項を進めているところ。
続いては「グリーンマックス」に移ります。



前回に続いて、個人的には馴染み深い「近鉄22000系」という特急専用車両が鎮座していました。今月、発売予定だとのこと。


昭和30年代に製造された、旧型の特急専用車両を一挙に置き換えるべく、1992(平成4)年から次々と登場しました。

ところで、展示されている先頭車両の顔つき。
正面の貫通扉が左右にがばっと開いている、なんともインパクトあるものです。


貫通扉が開いていない、普段の姿はこちら。
車両と車両とを繋ぐ幌はその内部に収納されているため、ぱっと見に大変すっきりしたものです。近鉄名古屋にて。



車体側面には「A」をあしらったロゴが目立つのですが、この「22000系」の愛称「ACE」に由来するものです。


毎度おなじみ「フリー百科事典Wikipedia#近鉄22000系」から拾ってみますと、

車両愛称は「ACE」で、advanced(一歩進んだ)、comfort(快適な) または common(全線対応型の)、easy-operation(扱いやすい) または express(特急) の頭文字から与えられている。その読み方には「エー・シー・イー」と「エース」の二つが混在している。


関西・東海に広大な路線網を誇る近鉄ですが、
軌道幅が1435mm(標準軌)の路線ならばあまねく入線が出来ること、また、編成単位が最小2両編成で、乗客の多寡に応じ、組み合わせることで自在に編成替えが可能(他形式との併結も可能)という自由自在な「汎用特急」として、重宝されているといいます。


ところで、この車系で特徴的なのは、客用扉に「プラグドア」と呼ばれる方式が採用されていることでしょうか。開扉時には外部へ押し出される仕組みなのですが、これは近鉄特急では最初のものだったと言います。以上、鶴橋にて。


それまでの近鉄特急では、この「折戸式」というものが標準仕様でした。
写真は21000系(アーバンライナー)のもの。



開扉時には、デッキ内部へと扉が折り畳まれて収納されるもので、床面にはそれの動線に当たる部分が茶色地で示されており、なおかつロープでも仕切られているのが目に留まります。

通勤型車両にはない設備でもあり、見かける度に特別な感を覚えたものですが、扉前で降車を待つスペースが必然的に減少するので、これ以降に登場した近鉄特急からは採用されなくなりました。従来とは大きな差異のひとつです。


ところで、この車両がデビューした際の旧塗装バージョンも並べられていました。こちらはすでに発売されているものだとのこと。



全身はオレンジ地で、窓まわりは濃紺。現在のものと比べると、だいぶと印象が異なるものですが…



「オレンジ地+濃紺」という塗装は、昭和30年代半ばから続いた、近鉄特急伝統の配色です。

この「12200系スナックカー」などで知られているものですが、従来とまったく異なる構造なものの「22000系」も、準拠した塗り分けでした。先頭2両が「22000系」。鶴橋にて。1994(平成6)年8月、高校時代のブログ主撮影。


近鉄特急の新塗装化、すなわち、現在我々が目にする塗装が登場したのは、2015年12月にくだんの「22000系」リニューアルがその嚆矢になりました。長年、親しまれた旧塗装の面影というのは、オレンジ地が継承しています。

リニューアル然り、塗装が変われば印象も変わるもんやなあと、つくづく感じます。しかしそろそろ、遠出もしたいものです…近鉄名古屋にて。


ところで、同じディスプレイには建物のストラクチャーも見つけました。


おぉ〜映画館です。それも、一昔前にはよく見かけた、かまぼこ形の特徴あるものです。


こちらも、今月発売予定だというキット。

「諸兄はすでに40代を超えている事と思いますが」…はい、そうです(笑)懐かしいですね。



車両のみならず、このような建物などの情景を眺めていますと、ジオラマというのはええなあとその度に思います。いつかは、自分も拵えてみたいものですが…「永遠のロマン」ですね。


次回に続きます。

今日はこんなところです。