京阪電車「京阪特急鳩マーク70周年・京都地下線開通35周年」ヘッドマーク編成を追う!前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。



毎回、ひいひい言うたり、へこみまくりのケアマネ更新研修を終えた、先日のこと。

前回お送りした、第5日目の日程もなんとか終了。一息ついて、会場の「OMM(大阪マーチャンダイズ・マートビル)」から谷町筋の向こうには「京阪電車 天満橋駅(大阪市中央区)」。


少々、疲れた具合で改札を入ります。


京阪電車ホームページより。
そういえば、先日からちょっと気になるヘッドマークを掲げた編成が走っていることを思い出しました。


「特急愛称板(鳩マーク)誕生70周年」記念ヘッドマーク。


そして「京都地下線開通35周年」記念ヘッドマーク。この2種、もうすぐ掲出も終了してしまうところ。


ということで、せっかく天満橋まで来ていますので、これらの記念ヘッドマークを掲出した編成を撮り鉄しようということにしました。

そうなりますとがぜん元気が出て来ます(笑)


さて、時刻表を眺めていますと…7月16日(この日)には「プレミアムカーサービス」を実施、という張り紙が。


読売大阪朝刊 2022(令和4)年7月17日付け 31面(社会面)より。コロナ禍で規模が大幅に縮小されていた「祇園祭」が、今年からは例年の開催に戻った…というもの。


この日は、ちょうど「宵山」でした。どうりで、駅で浴衣を着たカップルを何組も見かけた訳です。普段は、プレミアムカーを営業していない夜間の特急も、程よい帰宅時間ですし…

少しずつ、世の中は平常を取り戻しつつあるのだなと感じることが増えて来ました。


わたしは、始発駅の「淀屋橋駅(同)」へと向かいます。


淀屋橋に到着しましたら、反対の4番線からちょうど「快速急行」が発車しようかというところ。


この「3000系」車両に掲出されていたのが「京都地下線開通35週年」の記念ヘッドマークでした。地下線から地上に出ようかという、迫力あるデザインです。


「京都地下線」は、いまから35年前の1987(昭和62)年5月に「東福寺(同伏見区)〜三条間」で開通した地下線です。




それまでは京都市内中心部の繁華街を南北に、鴨川沿いに堤防の上を走る、沿線随一の風情ある区間でした。



しかし、交通量の多い道路を幾つも踏切で通過するため、交通渋滞の解消を主な目的として、8年の工期を要し、建設されたものです。


「京都地下線」は開通から2年後の1989(平成元)年10月には、さらに北へ2駅「出町柳駅(同左京区)」まで延伸。

出町柳で「叡山電車」と接続することで、鞍馬・貴船・八瀬・大原方面などの洛北地域や、比叡山方面へのアクセスが格段に改善されました。そういったことで、今日の京阪路線網の礎になった「京都地下線開通」でした。出展①。



ところで、この「35周年記念ヘッドマーク」。

よくよく思い返しますと、5年前、同じように掲出されていた「30周年記念ヘッドマーク」と対になっていることに気づきました。イラストも同じ「3000系」ゆえです。三条(京都市東山駅)にて。


「くずはモール」内「sanzen-hiroba」内で保存されている「旧3000系」。「テレビカー」の愛称で昭和から平成の長年にわたり親しまれた、京阪屈指の名車です。



同じ「3000系」ではありますが、「中之島線開業(2008年10月)」を期して登場する新型車両に車番を譲ったために「二つの3000系」が存在していた訳です(時期はかぶっていません)。

これら2つの名車両のクロスオーバーとは、京阪電車好きのはしくれとしては、思わずぐっと来さえします(涙)


そんなことを考えていましたら、くだんの「快速急行」が「京都出町柳」へ向けて出発。



さて、先発は隣のホームに停車している「準急」になりました。
こちらは、途中から京都市内までは各駅停車になる、地域輸送に徹する列車です。


次回に続きます。

今日はこんなところです。



(出典①「夙志開鴨涯 京都地下線建設工事完成記念」京阪電気鉄道株式会社編集・発行 平成3年1月)