梅田のランドマーク「大阪マルビル」建て替えへ 後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



NHK大阪ローカル「関西NEWS845」2022(令和4)年5月13日放送より。


半世紀近くにわたり、大阪・梅田のランドマークになっていた「大阪マルビル」。
老朽化が進み、来夏から建て替え工事が開始されるということについて、あれこれと述べております。



マルビルの親会社、大和ハウス工業のホームページを覗いて来ました。
建物の老朽化以外にも、入居するテナントの競争力低下が課題に…ともありますが、梅田界隈ではさまざまな商業施設が次々とオープンしているところ、残念ながら、わざわざマルビルに行くこともなくなりましたし…

どのような施設が入居し、新生マルビルが出来上がるのか、これは楽しみではあります。


さて、ホームページには、マルビルの歴史を振り返る記事もありました。


建設中の様子。これは貴重なショットですね。
まわりが再開発前の、雑然としている様子というのも、現在からは想像もつきません。

ビルの北側、旧国鉄の高架線路の向こうには、広大な「梅田貨物駅」が広がっているのもわかります。ヨドバシ梅田がオープンするまで大阪駅の北側というのは、大規模な商業施設も少なくて、足を運ぶ機会もそうありませんでした。


そして、1976(昭和51)年に竣工。
「大阪第一ホテル」などが入居し、地下街を介して各駅につながる利便性は高く、先ほども述べましたが、どこからでもその姿が見えるのはまさに「ランドマーク」でした。


ちなみに、裏手の阪神百貨店から道向かいの、大阪駅前に、大丸が入居する「アクティ大阪(現在は大阪ステーションシティ・サウスタワーゲートビル)」が1983(昭和58)年に開業するまでは、梅田唯一の高層ビルでした。

いまのこの光景からでは、想像もつきません。


ところで、その「梅田貨物駅」が移転した跡地では、現在再開発が進められています。


グーグル地図より。北が下です。
平成に入ってから竣工した「梅田スカイビル」
から、マルビルや、JR大阪駅方向を望んでみます。5枚前の「建築中」ショット、そのちょうど真反対側からの角度になりますが…



当時は、高層ビルだった「マルビル」も、それより高いものが林立するようになり、隠れてしまったことがよくわかります。


かつて、マルビルの屋上には、やはり円形の電光掲示板がありました。
これも名物のひとつだったのですが、次第に周りから見えなくなったので撤去されてしまった、というのは有名な話しです。


「時代の流れ」と言えばそれまでなのかも知れませんが、小さい頃、親に梅田へ連れて行って貰った折には、梅田に来たんやな!と、確かにわくわくさせられた存在でした。


レンガを想起するおしゃれな外装、幼心に度肝を抜かれた円形状。入居している中華料理店などにも、幾度か連れて行って貰いましたし…



姿は変わるのでしょうが、わたしの年代にしてみれば、やはり「大阪梅田のシンボル」。

長年、本当にお疲れさまでした。


そして、あたらしく生まれ変わった姿を楽しみにしたいと思います。

今日はこんなところです。