みなさんこんにちは。前回からの続きです。
老朽化が進み、来夏から建て替え工事が開始されるということについて、あれこれと述べております。
マルビルの親会社、大和ハウス工業のホームページを覗いて来ました。
建物の老朽化以外にも、入居するテナントの競争力低下が課題に…ともありますが、梅田界隈ではさまざまな商業施設が次々とオープンしているところ、残念ながら、わざわざマルビルに行くこともなくなりましたし…
どのような施設が入居し、新生マルビルが出来上がるのか、これは楽しみではあります。

さて、ホームページには、マルビルの歴史を振り返る記事もありました。

建設中の様子。これは貴重なショットですね。
まわりが再開発前の、雑然としている様子というのも、現在からは想像もつきません。
ビルの北側、旧国鉄の高架線路の向こうには、広大な「梅田貨物駅」が広がっているのもわかります。ヨドバシ梅田がオープンするまで大阪駅の北側というのは、大規模な商業施設も少なくて、足を運ぶ機会もそうありませんでした。
そして、1976(昭和51)年に竣工。
「大阪第一ホテル」などが入居し、地下街を介して各駅につながる利便性は高く、先ほども述べましたが、どこからでもその姿が見えるのはまさに「ランドマーク」でした。
ちなみに、裏手の阪神百貨店から道向かいの、大阪駅前に、大丸が入居する「アクティ大阪(現在は大阪ステーションシティ・サウスタワーゲートビル)」が1983(昭和58)年に開業するまでは、梅田唯一の高層ビルでした。
いまのこの光景からでは、想像もつきません。

「時代の流れ」と言えばそれまでなのかも知れませんが、小さい頃、親に梅田へ連れて行って貰った折には、梅田に来たんやな!と、確かにわくわくさせられた存在でした。
レンガを想起するおしゃれな外装、幼心に度肝を抜かれた円形状。入居している中華料理店などにも、幾度か連れて行って貰いましたし…
姿は変わるのでしょうが、わたしの年代にしてみれば、やはり「大阪梅田のシンボル」。
長年、本当にお疲れさまでした。
そして、あたらしく生まれ変わった姿を楽しみにしたいと思います。
今日はこんなところです。