みなさんこんにちは。今日の話題です。
NHK大阪ローカル「関西NEWS845」2022(令和4)年4月12日放送より。
オレンジに濃紺帯という塗装も、近鉄特急のイメージを鮮烈に植え付けるもの、という功績がありましょうか。鳥羽にて。
車内設備の豪華さから、沿線の伊勢神宮に参拝される皇室の方々や、イギリス・エリザベス女王夫妻の来日でも使用されるなどの、数々の名誉にも浴して来た、名車でもありました。
この、高性能な特急車両の一部を大改造して誕生したのが「あをによし」だという訳です。
気になる運行ダイヤもすでに発表されていました。以下、近鉄ホームページより。
一日6便のうち、4便は「近鉄奈良↔近鉄京都間」。奈良と京都、二つの古都を結ぶのにはふさわしい印象がありますが、京奈間を往復するのが主なところを見ると、京都を訪れた観光客に、奈良まで足を延ばしてほしいという意図がわかります。そして、さらに…
第1便と6便の運行は、なんと「大阪難波↔大和西大寺↔近鉄京都間」ではないですか。
所要時間は1時間20分あまりとたっぷりですので、存分に旅を楽しめそうなのですが…
そうなると、始発から終点まで通して乗るとするとこれは、奈良(大和西大寺)を経由しての「大阪↔京都間」での運転ということに!
いまさら述べるまでもありませんが、大阪・京都間には「京阪特急」や「JR新快速」などが頻発しています。出町柳、新大阪にて。
読売大阪夕刊 2022(令和4)年4月12日付け 11面(社会面)より。
「二つの古都を結ぶ列車」ではありますが、穿った見方をすると、所要時間をかけての豪華観光列車で京阪間の移動のあらたな選択肢、とも取れます。趣味的にもこれは大変興味深いものですが、こうした目的を持った遠回りの旅も、なかなか楽しそうにも感じます。
いずれにしろ、早く乗ってみたい列車です。
今日はこんなところです。