みなさんこんにちは。
先般から、断続的にお送りしている「JR春のダイヤ改正」についての話題。
今春は、3月12日(土)が予定されています。
毎年、あたらしく登場するものがあれば、姿を消すものが交錯する、印象深い時期です。

地元、JR西日本でもさまざまな動きがあるようですが、わたしにとって最たるそれは「おおさか東線」開業時から運用されている主力車両、「ウグイス色の201系電車」が同線から、完全引退することでしょうか。放出にて。
「JRおでかけネット」ホームページより。
戦前から、大阪市内の東部に敷設されていた「城東貨物線」を旅客線に転用した「おおさか東線」(矢印)は、2008(平成20)年3月の南半分(久宝寺〜放出間)に続き、残る北半分(放出〜新大阪間)が2019(平成31)年3月に開業、全線開業を果たします。
ところで、この車両が最初に投入されたのは、首都圏の「中央線快速電車」に用いるためでした。「省エネ電車」として昭和50年代半ばから大量に登場し、東の地では各線にも導入され、平成後半まで活躍したことで知られています。
関西では、同年代後半から現在の「JR神戸・京都線」系統に投入されたものです。都合、令和の現在まで残る「旧国鉄型車両の一族」です。
新型車両「323系」(右)と並ぶ「オレンジ201系」。環状線からはこの2年後に引退。2017(平成29)年7月、京橋にて。
平成半ば以降にそれらから「大阪環状線」や「大和路線(関西本線)」、この「おおさか東線」に転用された、という経緯があります。
その際に「体質改善工事」なる大掛かりなリニューアル工事が施され、新車並みに内外装をあらためたのですが、この路線ではわずか10年ほどの活躍にとどまることになりました(同塗装同形の車両は「大和路線」ではいましばらく運用される予定)。
前回の記事でも触れましたが、地元民のひとりとしては、10年あまりかけてようやくにして、慣れ馴染んで来たウグイスの車両ですので、これが姿を消すだとは、まだ実感が湧きません。
それではここからは「放出駅(はなてんえき、大阪市鶴見区)」から「新大阪駅(同淀川区)」へと往復した先日の乗り鉄記を、切り取りながらお送りすることにします。
まずは始発の「久宝寺駅(大阪府八尾市)」から路線南半分を走破、放出に入線する201系。

この駅では「学研都市線(片町線)」と接続しています。同方向へは、ご覧の通りホーム上だけでの移動で済みますので、直通運転しているかのような利便性になりました。



放出からは、15分ほどで「新大阪駅」に到着。
市内東の外郭部をなぞるように走る路線、ということもあり、郊外から都心に直通しているそれとはやや趣きが違う、ひっそりした雰囲気の新大阪駅ホームと列車です。
普段使いの路線ですが、割合いに短区間の利用が多いような感じがします。
東西に走る多数の鉄道路線を、南北へ串刺しにする形ですので、それらを結節している需要が高いのでは、とも窺えます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。