大阪モノレール 延伸への道!その43〜東大阪市方面への延伸工事を定点観測 仮称・瓜生堂駅編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

いよいよ昨年に、本格的な工事が開始された東大阪市方面への「大阪モノレール 南進事業」。

その定点観測ということで、南進区間の終点に当たる「仮称・瓜生堂駅(うりゅうどうえき、大阪府東大阪市)」付近を探索しています。



瓜生堂地域では、現在の最寄り駅になっている「若江岩田駅(わかえいわたえき、同)」にやって来ました。



グーグル地図より。
ではここからは、モノレールと近鉄電車が結節することになる、新駅設置場所を車中から観察してみることにします。


やって来た「各駅停車 大阪難波ゆき」に乗り込みます。「若江岩田駅」は各駅停車しか停まらないのですが、それなりの乗車がありました。


ほどなくして発車。真新しい高架線を西へ進みます。このあたりは長い間地上線で、交通量の多い道路に開かずの踏切が支障になっていたのですが、10年ほど前にようやく高架化され、付帯する道路も整備が進みました。


このあたりのランドマーク「ニトリモール東大阪」南隣を通過。急に、線路がカーブを描いているのが気になるのですが…


ここが、かつての地上線と、既存の高架区間との境界に当たるためです。

奥には「近畿自動車道(近畿道)」と、地上には「大阪中央環状線(中環)」。
中環をまたぐために、ここから先の区間は昭和時代にはすでに高架化がなされていました。


くだんの交点に到達。
モノレール新駅は、高々架の近畿道と同じ高さレベルに右側に建設される計画です。

それに合わせて、近鉄電車側にも新駅が設置されますが、配線からすると、両側にホームの対向式になるのでは、と思われます。


両側に高層マンションが林立しているのも、この区間の特徴です。割と前から、駅がなくとも拓けている地域のように感じます。




片渡り式のポイントを通過して、2面4線の「八戸ノ里駅(やえのさとえき、同)」に到着。
この駅を始発・終着する列車はないのですが、かつて、先ほどのニトリモールにあった車庫への入出庫があった関係からのものです。

ここからは、東大阪でも特に古くから拓けている市街地になり、そのままそれが大阪市内中心部へと連なっています。


ところでこの駅では、各駅停車は頻発している優等列車を退避するダイヤが組まれています。
しかし、先ほどの若江岩田と同じく、こちらも各駅停車のみの停車にとどまります。

ゆえに「緩急接続(優等列車と各駅停車との接続)」という点では難があるようですが、大阪市内へはさほど距離も時間も要しません。
同じ地元民でも、JR西ユーザーのわたしとしては、近鉄電車は便利やなと感じるゆえんです。


そういったことで、工事が本格化している「大阪モノレール南進事業」の「仮称・瓜生堂駅」付近の様子を、シリーズで見て参りました。



先日の記事でも触れましたが、東西軸には成熟している大阪近郊の鉄道網に対し、数少ない南北軸の路線となるモノレール。出典①。

特に、近鉄電車と接続するこの駅の開業という意味合いを考察すると、東大阪市内のみならず、奈良県内から大阪近郊に走る各鉄道路線への、スムーズなアクセスに寄与することは相違ないようです。


南北軸の路線が乏しい現在では、郊外→郊外間の移動となると、この路線のみならず、いったん大阪市内まで出て環状線なりに乗り換え、また郊外に向かう別の路線に乗り換え、という、時間も運賃も手間が要りますので…出典②。


延伸開業は「ポスト大阪・関西万博」になるのですが、大阪近郊の鉄道事情を大きく変化させることになるであろうモノレール。
引き続き、その動向を地元から観察して行きたいと思います。

お付き合いくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。

(出典①「スルッとKANSAI エリアマップ」スルッとKANSAI ホームページ)
(出典②「近鉄線ご案内」近鉄ホームページ)