みなさんこんにちは。今日の話題です。
北海道の中央付近、十勝国と石狩国にまたがる深い山々を、縫うように走る「JR根室本線」。出典①。
2016(平成28)年10月、一部区間が台風で大きな被害を受けた後、さまざまな事情で復旧が先送りされていましたが、沿線自治体の協議の末、先般ついに、不通区間の復旧を断念し、バス路線に転換するという方向となりました。
復旧をさせても、それに見合う旅客利用が見込めない、ということがその決定的な理由になったようですが、この例のみならず、鉄道も貴重な社会インフラに違いありませんし、一企業や自治体が維持出来ないというのなら、国が積極的に介入して、議論することも必要なのでは…
津々浦々まで整備が進む道路事業と比べると、天地ほどの扱いの差があるように感じます。
ところで、そのバス転換に大きく舵を切った「富良野〜新得間」。不通区間は、復旧されずこのまま、自然に還ることになりそうです。
今日明日は、6年前にこの区間を待望の初乗り鉄した際の様子をお送りしたいと思います。
(出典① 「JTB時刻表 2021年3月号」 JTBパブリッシング刊)