みなさんこんにちは。前回からの続きです。
歴史を掘り下げますと、深く複雑な経緯を持つ「和歌山駅」周辺。
本題の「阪和電気鉄道」こと現在の「JR阪和線」のそれを中心に、現在までの変遷を実際に辿ってみようということをしています。
そういったことで、難波から南海電車の看板列車「特急サザンプレミアム」で和歌山へ向かっているところです。

ここからは、車窓風景を中心にお送りします。
「関西空港」への玄関口「泉佐野駅(大阪府泉佐野市)」を出て、さらに府内を南下。
車窓には徐々に、緑が増えて来たのですが…

泉南を過ぎますと、広い広い海原が見えて来ました。大阪湾です。
グーグル地図より。
南海(↑)は、ここからしばし海沿いをひた走ります。
対する「JR阪和線(→)」は変わらず山側で、山間部に差し掛かると真南へ進路を変えます。
直線ルートとなる代わりに、急勾配が連続する「雄の山峠(おのやまとうげ)」を長大なトンネルにより、府県境を超えるためです。
この急勾配を高速で運行するために、阪和はオーバースペックともいえる、超強力な馬力を誇る車両を用いていたという経緯がありました。「阪和線」から「大阪環状線」に直通する「紀州路快速」。「京橋(大阪市都島区)」にて。

今日はこんなところです。