JR西日本 超ハイテク総合測検車を導入! | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。今日の話題です。



朝日大阪朝刊 2021(令和3)年10月28日付け 8面(経済面)より。


JR西日本が、線路や架線などの鉄道設備を点検するための検測車に、新型車両を導入する…という記事が掲載されていました。

これまでも、この類の車両は存在していたのですが、それらとは比較にならないほどのハイテクさだということで、ちょっと取り上げてみたいと思います。


保線作業というと、大勢の作業員の方々によって行われている、というイメージがあります。

列車の通過によって生じる、設備の微細な歪みや劣化などを目視や実際に触るなどして点検、整備する必要があるためですが、作業員の方々の確保、負担がかなりのものだったようです。

 
JR西のホームページでも、この車両についてのプレスリリースがなされていました。
架線や信号機といった電気設備関係の検査が主だとのことですが…


すごい!屋根上がカメラでいっぱいです。

それも、ありとあらゆる方向に向けられているのにも驚くのですが、設置されているカメラは50台。1秒あたり10回転の撮影が可能で、集積した画像情報を人工知能(AI)で解析出来るのだとのこと。これはすごいです。


さらに、屋根の別の場所にも4台のカメラが。

こちらでは、これまでは測定が困難だった架線の歪みや高低差の確認などを高速走行しながら可能なのだとのこと。



普段見る限り、架線というのはピンと張られているように感じるのですが、実際には車両側から集電しているパンタグラフが破損しないように、ある程度の遊び(しなり)が求められています。それゆえに、頻繁にこまかな微調整が必要になって来るそうですが…


AIの能力というのは、想像以上なんですね。



青と黄に塗り分けられたこの新型車両、電化されていない区間のみならず、他のJR社線や第3セクター鉄道でも測定運用が出来るという…実に、マルチな車両です。


普段は目にすることは難しそうですが、この車両は大変に気になります。いつか見られる日を楽しみにしたいと思います。

今日はこんなところです。