みなさんこんにちは。今日の話題です。



京阪電車ホームページより。
1970(昭和45)年12月にデビューした、京阪電車を代表する名物車両「5000系」の引退が、ついに来月に迫って来ました。


「5000系」は「日本最初」そして「日本最後」の「多扉車(たとびらしゃ)」として知られている車両です。京橋にて。


高度経済成長期以降、殺人的とも言われた朝の通勤ラッシュ輸送に、1車両につき最大5つの扉を用いることで、停車駅での乗降時間を大幅に短縮させ、大量輸送と列車ダイヤの確保において、半世紀もの長きにわたって多大な貢献を果たして来ました。中之島にて。




ただし「京橋駅(大阪市都島区)」を皮切りに進められている、沿線のホームドア設置工事の計画に当たり、他の車両と扉の位置が異なることへの対応が出来ないため、廃車が進められており、最後に残った第1編成も来月には引退、それを以て「5000系」という車両形式自体も消滅することが決まっています。枚方公園にて。


今年、春からは「引退記念ヘッドマーク」の掲出もはじまるなど、ラストランに向かって、最後の活躍を続けている、というところです。


そんな中で、引退を記念して「5000系」の最後に残った1編成を用いた臨時団体列車が、昨日運行されました。コロナ禍で、5月に予定されていたものが延期になったものです。

ルートは「中之島駅(大阪市北区)」を出発。「寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)」に入庫して、乗車したまま洗車体験。
本線に戻って、さらに「三条駅(京都市東山区)」停車後に引き上げ線に入り、折り返して下り大阪方面ホームに到着・解散…という、京阪本線をほぼ走破する、たまらぬものです。



これが幸いなことに、予約をゲットすることが出来ました!
そういったことで、今日からはその「臨時団体列車」に乗車した際の様子をお送りしたいと思います。宜しければお付き合いください。



ということで「中之島駅」にやって来ました。
受け付けを済ませコンコース階からホームへ。



列車は、この時間に使用されていない3番線にやって来るとのこと。しばし、待っている間に
行き交う列車で退屈はしません。


次回に続きます。
今日はこんなところです。