みなさんこんにちは。今日の話題です。
先日、書店に立ち寄りましたら…
小踊りするようなラインナップが、鉄道コーナーに並べられているではないですか!
思わず、どちらもすぐ手に取ってしまったのは言うまでもありません。京阪電車にまつわる、この書籍です。
まずは、月刊誌の「鉄道ピクトリアル」から。特集は、カバーになっている「5000系」という車両です。
「5000系」は、今年12月でデビューから50周年を迎えたということで、記念ヘッドマークの掲出やスタンプラリーなど、沿線ではちょっとした盛り上がりを見せています。守口市にて。
この車両には、大きな特徴がありまして…
車体側面にずらりと並んだ客用扉、それも5枚もあるというものです。
平日の朝ラッシュ時にはそのすべてを使用することで、他の車両(2扉や3扉)に比べて、乗客の乗降に要する時間を圧倒的に短縮させるという大役を果たして来ました。萱島にて。
さらに、ラッシュ時以外では第2・4扉(ラッシュ用扉)を閉鎖して3扉車とし、その部分には天井に収納した座席を降下・設置させることで、他の車両と同じ座席数も確保することが出来るという、日本にとどまらず世界を見渡しても他に例のない、大変特殊な装備を持つ車両として知られているものです。
ただし、ホームドアの設置計画にともない、数年内にすべて廃車になることが決まったので、なおのこと注目を集めているという次第です。
中之島ほかにて。
本編では、登場から50年という長い歴史を誇る本系列の、さまざまなショットが掲載されていました。特に、ラッシュが著しかった昭和40~50年代のデビュー直後の貴重な記録が多く、興味深いものでした。
デビューから数年の間では、京都市内で京都市電と交差する光景も見られたという「5000系」でした。
わたしも学生時代、帰路でよく乗り合わせる電車がこれでしたので、いざ姿が見られなくなるというと、さびしくもあります。
そして、いまひとつは「イカロス出版」から発行された「大手私鉄サイドビュー図鑑02 京阪電車」というもの。
くだんの「5000系」も詳細に紹介されています。長らく「7両×7編成=49両」が在籍していたのですが、近年では廃車が進み「7両×4編成=28両」と数を減らしてしまっています。
タイトルにあるように、この書籍は車両のサイドビューを中心にしています。側面からきれいに観察出来るというのは、普段なかなか出来そうで出来ないことです。
ところで、わたしのいちばん好きな京阪の車両はこの「6000系」。
側面から見た、運転台にかかる緩やかな傾斜がたまりません。さらに…
編成京都方の先頭車両に取り付けられている、2基のパンタグラフ。
デビュー当時(1983年)の京阪としては垢抜けた顔つきに、さらにその2パン!この凛々しい姿には衝撃を受けて、釘付けになりました。
こちらはデビューから40年余りですが、いまでも十分通用する斬新なデザインだと感じます。
鉄道車両に萌えるのは、6000系だけです(笑)
それはさておき、かつて京阪特急の看板列車として活躍し、現在は「富山地方鉄道」に移籍している「テレビカー」と「ダブルデッカー車」こと「旧3000系」についても、興味深い詳細が記されていました。
大改造されてはいるもの、随所に京阪時代の面影が残されているようで。いつかは富山へ乗りに行きたいとは思っているのですがなかなか…
また、京阪電車にゆっくり乗り鉄したくなる2冊でした。いいものをゲット出来ました。
今日はこんなところです。