みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

10月でデビューから50年を迎えた、JR西日本の看板列車「新快速」。

その50年の歴史をひもといた、特別展が行われている「京都鉄道博物館(京都市下京区)」を訪れた際の様子をお送りしています。 

 

 

いまだ「京阪電車 七条駅(京都市東山区)」の駅構内です(笑)

ようやくにして、地上に出て参りました。 

 

 

前回でも触れたのですが、ここから目的地の「京都鉄道博物館(同下京区)」へは、今秋にあたらしく路線が設けられたばかりの「ステーションループバス」で向かおうと思います。

京阪グループの「京阪バス」によるものです。

 

乗り場は、1番出口を出て、反対方向へ少し歩いたところと言いますが… 

 

 

あっ!もうバスが停まっています。

しかし、これは「京都駅(同)」へ向かう便。 

「梅小路」への便は、ちょうど出たばかりのようで、15分ほど時間があります。

 

 

そういったことで、発車時間まで今度は地上周辺をぶらぶらしてみたいと思います。

先ほど地上に出たところにあるのがこの「七条大橋」交差点。画面手前から奥へ「川端通(かわばたどおり)」… 

 

 

そして、それと交差するのが「七条通」。 

交差点の名称になっているように、西へはすぐに「七条大橋」で「鴨川」を渡ります。 

 

 

この橋を南東側から。橋を渡ると「下京区」。優美なデザインで、立派な設えのものです。 1913(大正2)年に竣工したというので、築100年超だそうですが、その当時の姿が概ね残されているということで、土木遺産としても貴重なもののようです。

 

 

さらに、橋のたもとから南側を望む。

鴨川は四条や三条、なかんずく祇園や先斗町(ぽんとちょう)、木屋町など、京都を代表する繁華街のすぐ近くを流れています。

ただし、そこから京阪電車で2駅ほど南へ下ったこのあたりでは、京都駅まで徒歩圏内とは言えど、すっかり住宅地になっています。

にぎやかなところとは、まったく異なる印象なのですが…

 

 

その「七条大橋」、すなわち「七条通」からひとつ南には「塩小路橋(しおこうじばし)」と「塩小路通」があります。

さらにそのすぐ南側では「東海道新幹線」や「JR琵琶湖線(東海道本線)・湖西線」が鴨川を渡るという景色が、ここからも見られます。

 

ところで、その鴨川橋梁の真上に停車している、青い流線型の列車に気づくのですが…

 

 

これでした。関西では鳥取方面へのアクセス列車として名の知れた「スーパーはくと」。

「宮本武蔵駅(岡山県美作市)」にて。 

 

京都・大阪・三ノ宮⇔鳥取・倉吉間を、途中に第三セクター線「智頭急行(ちずきゅうこう)」を経由して走る、ディーゼル特急です。

 

  

駅から先の引き上げ線が、橋梁の上まで延びていたんですね。

しかし、大阪駅で割に見かけるので、そのイメージが強いのですが、そもそもは「京都駅」が始発だったのを思い出します。

「智頭駅(鳥取県八頭郡智頭町)」にて。

 

 

 

すでに登場から四半世紀が経過した「スーパーはくと」と「智頭急行」ですが、それまでは京阪神から鳥取や倉吉へ鉄道利用だと、福知山線や山陰本線を経由してというルートが相場だったのが、高速運転に特化した路線の智頭急行なので、所要時間が劇的に改善されたものです。

 

 

関西人からすると、京阪神から近くても、鉄道では行きにくかった地域だったのが、さながら真逆の存在になったようにさえ感じます。

砂丘もカニも、どちらもいいもんですし…

「JTB時刻表 2020年3月号」より。

 

 

あちこちと話しが逸れましたが…

学生の頃、よくこの駅を利用したので、わたしにとっては「京都の原風景」と言うと、京都タワーが川向うに眺められる、まさにここです。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。