みなさんこんにちは。今日の話題ですが…
トミーテックから発売されている、人気鉄道模型シリーズ「鉄道コレクション」。
開封するまで中身がわからないという、ブラインドパッケージで人気を博しているシリーズ「第30弾」のラインナップが、おとといに発表されました。「来冬(2021年)1月発売予定」だとのこと。
「鉄道コレクション」とは、同社から発売されている看板商品です。
基本的には、このようにジオラマなどに展示することを目的にした商品ということで(別売パーツを付け、交換すれば自走も可能)一般的な鉄道模型より比較的廉価なこと、なおかつマイナーな鉄道会社、車両のラインナップが次々と登場していることも、長年にわたる人気のゆえんとなっているようです。
こちらは、わたしいちばんお気に入りのひとつ「京阪電車1900系」二種。昭和30年代に登場し、京阪名物「テレビカー」の代名詞となった車両です。近年のものになりますと、実に見事なディティールを誇るほどで、その再現具合も個人的にはうれしいものです。
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鉄道コレクション「京阪電車1900系特急電車3両セットB」を細見する 後編(2017年1月30日アップ)
https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477831908.html
そういったことで「鉄道コレクション」をはじめとした、同社模型商品のポータルサイト「ジオコレ」を久しぶりに覗いてみました。ところが…
なんと、こういった商品の開発も進んでいるとのこと。「コンバットシリーズ」…映画のようですが(笑)
いやしかし、これはよく考えられたものですね。実際に、線路際でこのような光景を見掛けることもありますし…
これはまるで「SF映画」の一幕のようですが…その筋の方々には、こういった商品の一般発売というのは朗報なのでしょうね。それもウェザリング(汚し)済という…
本題に戻りまして…「第30弾」は「短編成でも楽しい 往年の私鉄特急・クロスシート車シリーズ!」と銘打たれていました。
ラインナップは10種類。
①②「会津鉄道キハ8500系 AIZUマウントエクスプレス」…もともとは、名鉄とJR高山本線とを直通する「特急北アルプス号」だった車両です。
会津からも引退していますが、現在はマレーシア・ボルネオ島にある州立鉄道へ譲渡され、第三の人生(車生?)を歩んでいるそうです。
他にも③「小田急電鉄キハ5100形」。当時、非電化だった「国鉄御殿場線」乗り入れのために、電鉄会社が製造したディーゼルカー。
④⑤⑥は「伊豆急行」の車両群。1961(昭和36)年の路線開業時に登場し、長年普通列車として活躍した車両だとのこと。
⑦⑧は「名古屋鉄道7700系」。名鉄の名物車両「パノラマカー」の支線用として、2両編成・正面貫通型で製造されたもの。
そして⑨⑩…「近畿日本鉄道(近鉄)18200系」があるではないですか!
いや、これはうれしいラインナップです。
解説にもありますが、1966(昭和41)年に京都・橿原線から伊勢志摩方面への直通列車用として製造された車両として知られています。
毎度おなじみ「Wikipedia#近鉄18200系」より。「大和西大寺駅(奈良市)」にて。
ホームから手を振る子どもたちが微笑ましい!
広大なネットワークを誇る近鉄電車ですが、この車両が登場した昭和40年代前半という頃は、近鉄電車では車両も路線も「近代化への過渡期」とも言える時期だったようです。
それゆえ実はこの車両は当時存在した「過渡期ならではの数々の特殊な条件」をクリアすべく製造されたものということで、趣味的には興味深いものがあります。
次回は、その経緯を少し掘り下げてみようと思います。
今日はこんなところです。