【再編集UP】阪和電気鉄道 昭和初期の面影「企画展 昭和の一大観光地砂川」と「砂川奇勝」 その9 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(2018年5月17日アップ分を再編集・再掲)

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

府の南部「泉南市(せんなんし)」の「埋蔵文化財センター」で開催されている「企画展 昭和の一大観光地砂川(すながわ)」と、そこで「一大観光地」と称された「砂川遊園・砂川奇勝(きしょう)」について取り上げるということをしています。

 

 

いまは、すっかり住宅地に変貌してしまったという「砂川遊園」について、その歩みを展示で拝見して来ました。

 

遊園地は、かつては海底にあり、太古から変わった形状の奇岩・奇石が多数遺されていたという「砂川奇勝(すながわきしょう)」に設置されていたということなのですが、案内してくださった学芸員の方から、いまもその奇勝の一部が保存されているとのこと!

 

 

そういうことで現在も遺されているその「砂川奇勝」へも足を伸ばしてみることにしました。

クルマで来ているのでちょうどよかったです。

 

 

 

ということで「埋蔵文化財センター」を後にクルマで10分ほど。

「砂川遊園・砂川奇勝」の玄関口だった「JR阪和線 和泉砂川駅(同。かつては阪和砂川駅)」へとやって来ました。

 

 

駅舎はふたつあり、こちらは駅の東口。

「砂川遊園・砂川奇勝」へ向かうには、こちらの東口が玄関口でした。

 

 

赤い三角屋根が実に特徴的ですが、これは「砂川遊園」を建設した「阪和電気鉄道オリジナル」のデザインで、かつては、阪和線の多くの駅で見られた意匠でした。

ただ、最近はその多くが姿を消しており、このように現存しているのは珍しくなりました。

 

 

改札周りをちょっと観察。

「特急くろしお号」が一部停車する、阪和線の拠点駅なのですが、柱の古い構造など、木造の味わいが印象的です。

 

 

続いては、反対の「西口」へと向かってみます。

踏切の向こうに「西口」はあるのですが、その途中、これまた古びた「架線柱」を見つけました。鉄道趣味的には「国鉄→JRオリジナル」の架線柱ではないデザインです。

 

 

これも、先ほどの赤い三角屋根の駅舎と同じく「阪和電気鉄道オリジナル」のもの。

左右に立っている架線支持柱の先端部分がすぼまっているのがその大きな特徴です。

 

こちらも、最近は徐々に姿を消しつつある「阪和電気鉄道時代の遺産」ですが、おそらくは、昭和初期の建設当時のままのものではないかと思われます。

ということは、都合80年以上前のものです。

こういったものというのは、意外に?長持ちするのだなと感心します。

 

 

 

では、線路反対側の西口へ向かってみます。

 

踏切道から駅構内を見たところ(安全に留意して撮影しています)。

側線が上下線にあり、結構、大きな駅です。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。