みなさんこんにちは。前回からの続きです。

府内への自粛要請が解除されたら、いちばん行きたかった大阪城を先日、散策した際の様子をお送りしています。

 

 

 

さて、展望台からの大阪観光を終えまして…再び、階段で1階に降りて来ました。

相変わらず人影はまばらで、館内で見かけた入場者は7~8名くらいだったような。このような大阪城ははじめてです。

 

 

このあとはどないしようかいな…と思案するのですが、おっ、これは懐かしいしろものがあるではないですか。

 

 

観光地ではよく見かける、訪問日や氏名を刻印出来る「記念メダル」です。

 

小学生の頃などは、これにめっちゃ憧れたことを思い出すのですが、その当時としてはメダル自体結構な値段がするものですから、金欠の身としては指をくわえて眺めるしかなかったなあということを思い出します。

 

 

ところで、出入り口にある受付では、このような「登城記念」の品を頂くことが出来ました。そういえば…

 

 

大阪日日新聞 電子版 2020(令和2)年6月12日付け 20面(地域総合面)より。

これが記事に載っていたなと思い出しました。

 

 

 

なるほど、「赤い色」は古来から「疫病退散」の意味合いがあったとは。はじめて知りました。

 

 

現在のように、医療が発達していない当時としては、疫病というものはそれこそ比較にならないくらい恐ろしい存在だったことが窺い知れますが、このように拠り所を大切にし、退散を祈願する…心境としては、とてもよく理解出来るものだと感じます。

 

 

 

豪壮なお城の姿、そして、城壁に掲げられている「伏虎(ふせとら)」の姿。

 

時代が変わってもこのようにして、昔からの風習が連綿と続いているということに、実に奥深いものがあるのだなと感じます。

自宅で大切に保管させて頂いています。

 

 

1931(昭和6)年に竣工したという、三代目「大阪城」。

鉄筋コンクリートを多用した「近代城郭」とは言えど、雰囲気たっぷりなのはいささかも変わりありませんでした。

 

 

小さい頃から幾度も登楼しているのですが、久しぶりということもあってでしょうか、とても新鮮で感慨深い感でいっぱいの訪問になりました。

おおげさですが、この数カ月の世の中の激変をなんとか潜り抜け、またこうして大阪の街を眺めることが出来たんやなあ…と、何か少しく胸が熱くなった次第です。すこぶる、不思議な感覚でした。

 

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。