みなさんこんにちは。前回からの続きです。
府内への自粛要請が解除されたら、いちばん行きたかった大阪城を散策した、先日の様子をお送りしています。
いよいよ、外堀を越えてお城の中枢に近づいて来ました。まぶしい新緑の先には、最初の堂々とした構えの門があります。
「青屋門(あおやもん)」でした。
これまでにも、訪問する度に幾度となく通り過ぎて来た門ですが、あらためて解説を読むと、再建は昭和の半ばも過ぎた頃だったようで…
まったく知らなかったことでしたので、ほぉ~っと感心します。
ところで、この門の脇にはおもむろに石段がありまして…
登ってみますと、ここまで左手に見えていた「東外堀」が一望出来ました。
先ほどの外周路が左側に当たりますので、ここまででも結構登って来たのだなと感じます。
青屋門を抜けますと、さらに外周路が延びています。しかし、やはり人出は少なく感じます。
ですが、お城は確実に近づいて来ました。 徐々に関門を突破しつつあるという感じです(笑)
ここからは、また別の道が別れています。
案内標識の上部に、秀吉公ゆかりの「千成びょうたん」があしらわれているのがおもしろいのですが…
この奥には「大阪城梅林」がありまして、毎年梅の時期になりますと、大変広い敷地に咲き誇る梅が美しく、たくさんの観光客でにぎわいます。大阪市内では、やはりここから近い「大阪天満宮(大阪市北区)」とともに、観梅の名勝として知られているところです。
さて、踵を返しますとまたお堀があります。
こちらは「内堀」。先ほどの「外堀」と同じく、幅の広い堀に、波風ひとつ立たぬ様はまさに水鏡を思わせるものですが、真反対の南側のそれでは、まったく水のない「空堀」になっています。
解説にありますように、徳川政権が発足した直後に、諸大名を動員して建設させたものだと言います。
堀の総延長は約2.7km、石垣の高さは水面から約24m…土木技術が発達していなかった当時としては、建設にも大変な苦労があったに違いありません。感心しきりです。
さて、その悠然とした佇まいの内堀を渡りますと、いよいよ城内に入って行きます。
これまで何度も通った順路ですが、この天守閣に近づく瞬間というのは常わくわくします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。