みなさんこんにちは。今日の話題です。

昨日、仕事から帰宅して午後9時前のNHK関西ローカルニュースを見ていますと…このようなニュースが流れているではないですか。


来月16日、JR西日本のダイヤ改正であらたに登場する、有料座席車両「Aシート」が報道陣に公開されたというニュースでした。
「223系」という、主に新快速で使用されている車両を改造したものです。


ニュース内でも取り上げられていましたが、京阪神間を含む新快速列車のうち「網干・姫路(兵庫県姫路市)~野洲(滋賀県野洲市)」で1日4往復の設定がなされています。
日中は最大15分おきに運転されていることを考慮すると、運転される列車の本数はわずかですが、今後は徐々に増便されることになるのでしょうか。

それでは、ニュースを順に見て行こうかと思います。
急いでスマホを構えたので、画像がゆがんでいるのはご容赦ください(>_<)
その「Aシート」車両は、12両編成の中の「9号車」に連結されています。
先ほど触れたように、従来使用されていた車両を「Aシート」専用車両に改造したものです。

車内の様子。リポートするのは、NHK大阪放送局で夕方の「ニュースほっと関西」のメインキャスターを務めている、近田アナウンサーでした。
この方、実は「かなりの鉄道ファン」だということを番組内で公言されていまして、そういったことか実に晴れ晴れとした表情をされています。
この「Aシート」は「有料車両サービス」なのですが「先着順の全席自由席扱い」ということで、近田アナが居るのは、座席が空くまでの待ちスペースなのだそうです。こういったスペースを設けているのも珍しいですね。

座席は「2列シート・合計46席」。

もちろん、座席はリクライニングシートでゆったりと過ごせそうです。

座席には「関西のJR在来線(特急列車は除く)ではじめて」というコンセントも設置。

パソコンも使用出来る大型の折り畳み式テーブルも備えつけられています。
ビジネス客には利便性の高い設備のように感じます。

さらに、車内は「無料Wi-Fi」対応だとのこと。こちらは最近では「大阪環状線」の新型車両「323系」でも同様のサービスが供されています。


他にも、こちらは観光客を意識したものでしょうか。
大きなトランクも置ける専用スペースも設けられています。

この「Aシート」、乗車の際には事前の予約や特急券の類は必要ありません。

先ほども触れましたが「先着順の全席自由席扱い」ということなので、乗客は空いている好きな場所の座席に着席、その後は、係員へ「Aシート」料金(全区間均一500円)を現金、あるいは交通系ICカードで支払うシステムになっているとのこと。


今月16日、ダイヤ改正からあらたに運行が開始されることになっています。
従来の車両とは大きく趣きの異なるデザインに変貌した「223系」、一度は乗車してみたいと思えるものでした。


関西では「早くて便利な列車」として広く認知されている「新快速」ですが、最大12両編成の列車が大幅に増えた現在でも、終日混雑していることが多く見られます。
そういった中で「別料金を支払ってでも着席したい」という、潜在的なニーズの掘り起こしにつながるであろう「Aシート」サービスの導入、今後の展開にも期待が持たれるものだと感じます。
今日はこんなところです。