「京阪電車中之島線10周年」開業当時を回顧する その1 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。

 
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大阪市内中心部、中之島(なかのしま)を東西に走る「京阪電車中之島線」。
平成20(2008)年10月19日に開業し、今日で10周年の節目を迎えました。
 
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イメージ 20「中之島線」は「京阪本線」の「天満橋駅」を起点に、大阪市内中心部の大川(おおかわ)と土佐堀川(とさぼりがわ)に挟まれた「中之島」を東西に、大阪国際会議場近くの「中之島駅」へ至る3.0kmの路線です。
 
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「中之島」「渡辺橋」「大江橋」「なにわ橋」という4つの駅が新設され、混雑している京阪本線のバイパスとしての役割も期待されていました。
今日からは、その中之島線開業に前後して、沿線をあちこち巡った際の記録をシリーズでお送りしたいと思います。よろしければおつきあいください。
 
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さて、まずは開業前日の平成20(2008)年10月18日(土)。
ここは「守口市駅(大阪府守口市)」です。ホームに入って来たのは「普通天満橋ゆき(大阪市中央区)」。
 
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中之島線の開業にともない、明治の京阪開業以来、長年設定されて来た「天満橋ゆき」がなくなるので、それを記録したかったからです。
 
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開業告知のリーフレット、天満橋駅の構内図より。「中之島線」はその「天満橋駅」で「京阪本線」と分岐する路線ですが、天満橋止まりの列車が発着する①②のりばを延長する形で「中之島駅(同北区)」へ至る構造になっていたので、設定がなくなることになっていました。
 
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それから、中之島線開業の前日に引退となった車両もありました。
先日、ファミリーレールフェアーの記事でも取り上げましたが、この度「鉄道コレクション」として発売された元特急車「1900系」が、この日を持って定期運転から引退することになっていました。銀色のバンパーが特徴の車両でした。
 
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これを追って、くだんの天満橋駅へ。折り返し、区間急行に充当されます。
 
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②のりばの発車案内。明日からは「中之島方面」のホームになりますので、「中之島」の文字が見えているのがわかります。
その上の仮の紙貼りの案内がいかにも過渡期という感じです。
 
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わたしも、最後の別れをすることにしました。
通勤車両に格下げされたとはいえ、さすが元特急車というべきか、その乗り心地はとてもよかったのが懐かしい思い出として甦って来ます。
 
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発車待ちをする2番のりばの隣、1番のりばには、明日の開業・デビューに向けて試運転を行う3000系と並ぶ姿が見られました。これも京阪の歴史の一ページのように感じます。
 
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そして、この後はこの1900系の「区間急行」にお名残り乗車しました。
 
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15分ほどで下車したのは「門真市駅(大阪府門真市駅)」でした。
 
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引退に際してのヘッドマーク。特急当時の写真があしらわれていました。
いまから見ても、いいデザインだなと思えます。
 
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1本後には、その特急色に復元された別の編成が到着。
 
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これが、定期運転で最後に目にした1900系でした。
 
先ほども触れましたが、乗り心地の良さのみならず、車齢が50年余りになるにも関わらず、日常的に複々線を110km/hで疾走する姿などを見るにつけ、本当に大事にされて来た車両だったのだなと感じる、大好きな形式でした。
 
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その「門真市駅」コンコースには、明日の「中之島線開業」と「新ダイヤ」にまつわる掲示がずらっと並んでいました。
 
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いよいよ明日が開業…100年に迫る京阪の歴史の中でも、大きな瞬間に立ち会えるのかと、柄にもなく思わず胸がドキドキしてしまいました。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。