みなさんこんにちは。今日の話題です。

ここは「JR学研都市線 鴫野駅(しぎのえき、大阪市城東区)」です。
来春の新大阪延伸へ向けて最後の工事が進む「おおさか東線」ですが、その様子を探りにやって来ました。
今日は「学研都市線」とその区間が重複する、この「鴫野駅」で行われている工事の様子を前回5月に訪問した際の様子と比べながらお送りしたいと思います。
訪問したのは3ヶ月振りでした。
「おおさか東線」延伸開業についてはこちらもどうぞ↓
当ブログ
平成30年5月19~20日線路切り替え工事後のJR学研都市線に乗る
「鴫野駅」前編(2018年5月26日アップ)
「鴫野駅」後編(2018年5月27日アップ)

乗車して来た「学研都市線」の下り電車が発車して行きました。
向こうに見えるのが「学研都市線上りホーム」。
白い壁の向こうが、来春延伸開業予定の「おおさか東線上下線ホーム」です。

そこから、反対側を向いたところ。
「学研都市線上り」は駅を出てすぐ、長い高架で「おおさか東線上下線」を跨いで行くという構造になります。では、反対側ホームへ移ってみます。

コンコースへ降りて来ました。現在は「学研都市線」3・4番線へ至る階段、エスカレーター、エレベーターが稼動していますが「おおさか東線」延伸開業時には、左側壁の向こうにもコンコースが増床されることになります。

エスカレーターを上って、3番線へやって来ました。
「おおさか東線」延伸開業時には、このショットでは右隣に新大阪方面への2番線が設けられることになっています。

その「2番線」になるホームの先端から、隣の「放出駅(はなてんえき、同鶴見区)」方向を望む。以前は、ここが「学研都市線」の上下線でした。
配線の都合上、右側(南側)に新線路を貼り付けて敷設、学研都市線上下線は数年に渡る工事を経て、そちらへ移設されました。

駅の東側を走る「今里筋(いまざとすじ)」をまたぐプレートガーター橋、きれいに塗装し直されています。

5月に訪問した際の様子はこちら。
塗装のみならず、この時には線路の一部はバラスト(道床砂利)で埋まっていたり、土嚢が線路脇に積まれていたりしていました。

そこから反対側、新大阪方向を向いたところ。
向かいの1番線ホーム、外装工事が行われているのがわかります。

前回の訪問時には、新大阪方面ゆきとなる線路上に仮設ホームがありました。
先ほども触れた「学研都市線線路移設」までは右側の線路が「学研都市線上り」として仮利用されていました。これがすっかり除かれて、線路の整備も進んでいるようです。

とはいえ、頭上の架線は片方しか張られていません。
今後、左側のこちらにも架線が張られることになります。

向かって右側の1番線はおおさか東線の放出・久宝寺(きゅうほうじ、大阪府八尾市)方面へのホームになります。ホーム上設備の工事が行われていました。

エスカレーターでしょうか、躯体が見て取れます。

エレベーターの工事も進んでいるようです。

それでは、3番線ホームの最後部へと向かいます。

ホーム最後部から、壁越しに新大阪方面を望んだところ。
軌道工事が行われています。
ですが、やはりこの箇所でも真上の架線はまだ張られていません。

そこから、駅ホーム全体を望めます。
左側から「おおさか東線 放出・久宝寺方面」「おおさか東線 新大阪方面」「学研都市線 放出・木津方面」「学研都市線 京橋・JR東西線方面」になります。

1・2番線ホーム中央付近。このあたりではまだ、屋根の設置はなされていません。完成すれば、また違った光景になるのでしょうね。

前回訪問時では、手前の2番線ホームが線路の上に張り出した状態でした。

2・3番線を隔てる壁の向こうに、発車案内を発見。

よく目を凝らしてみますと「2 学研都市線 四条畷・松井山手方面」の文字が塗り潰されています。
これも「2 おおさか東線 新大阪方面」に変更されることになります。

ということで、延伸開業へ向けた工事が進む「鴫野駅」の様子を見て来ました。「学研都市線」と新たに延伸開業する「おおさか東線」とがここから一駅先「放出駅」まで並走するということで、この区間はここ数年で線路の切り替えや増設など、大きな変化を遂げました。

新大阪への延伸開業まであと半年あまり。この鴫野駅はじめ今後の工事、そして試運転など、事業の進捗が注目されます。
今日はこんなところです。