今日は、昨日もお送りした「2025年大阪万博」誘致に関する話題を、連日にわたりお送りしたいと思います。よろしければおつきあいください。

昨日は「京阪電車」の「大阪万博誘致・特別編成」の撮影日記をお送りしたのですが、今日はまずこちら「JR西日本」における「万博招致」の動向について触れようかと思います。

3月に入ってだったでしょうか、普段利用している「JR西日本」の列車内ではこのような大型の「万博招致」に関する広告を目にする機会が増えました。


駅ホームでもご覧の通り、これはなかなか、印象に残るというか、どきっとさせられるほどの広告のように思えます。いずれも「京橋駅(大阪市都島区)」にて。


駅に張られているポスターを拡大したものはこちら。
昨日の京阪然り、関西の鉄道会社では「南海電車」が「特急ラピート号」の一部の編成に「特製ラッピング」を施したり、「阪急電車」でも「万博誘致特製ヘッドマーク」の掲出が開始、「大阪市バス」ではすべての車両に「誘致の横断幕」を掲出したりと、各社でそのPR活動が本格化して来ています。

「朝日大阪朝刊 平成30(2018)年3月8日付け 29面(大阪・河内面)」より。
そんな中、「2025年国際博覧会」開催の調査ということで「博覧会国際事務局(BIE)」の調査団が来阪したとのことで、こちらではちょっとした話題になっていました。

今回、訪問した調査団の目的というのは、今年11月に行われる「2025年国際博覧会」会場決定の決戦投票における、実際の開催計画などを含むデータ調査のためという、重要なミッションなのだとのこと。
そう耳にしますと、早くも招致レースは正念場に入って来たようです。

同日、昼の「NHK」関西ローカルニュースでも、この話題が取り上げられていました。
この日、調査団は実際に、開催予定地の「夢洲(ゆめしま)」を視察したのだとのこと。


会場予定地の「夢洲」と対岸の「WTCコスモタワー(大阪市住之江区)」。
こうして見ますと、人工の埋立地で本格的に手のつけられていない「夢洲」を会場にするというのは「将来性がある」ということで説得力がありそうです。

対岸の「WTCコスモタワー」から予定地の「夢洲」を一覧し…




そして、視察団は実際に「夢洲」へと入ったようです。
実はこの日、大阪では強風が吹き荒れた一日だったのですが…
「よい印象を持って帰ってもらう」ということが大事なのでしょうね。

そして、同じく午後9時前の「NHK」関西ローカルニュースでも、この視察団の話題が大きく取り上げられていました。今度は、街中に移動したようで…



「大阪」というと、ここをイメージされる方々が多いでしょうか。
ネオンサイン眩しい「道頓堀(どうとんぼり)」にやって来たようです。



笑顔の調査団ご一行。手前には、松井一郎・大阪府知事の姿も見えます。


この「道頓堀」を、船で遊覧した夜だったようです。

そして翌9日付け「朝日大阪朝刊 34面(社会面)」より。
くだんの調査団の「候補地審査」について、こちらでも紙面が割かれていました。見出しから、調査団の感触は良好だったようですが…

紙面をこまかく読みますと「暫定的な考え方としては評価は良好」と、団長の「崔 在哲(チェ・ジェチョル)駐デンマーク韓国大使」の弁。
一連の動きを報道で見ていたわたしとしては、少しほっとした感を受けました。
ただ、その下の「全般的な評価は良好だが、まだ段階としては早い」という
というくだりが、ちょっと気になりました。
これは果たしてどういった…開催の計画内容なのか、アクセス面などのことなのか、これがもう少し具体的に把握することが出来れば、また今後の招致活動にも影響が出て来るのかなとも感じる、意味深に思えるコメントのように思えます。

さてはて、BIE調査団の大阪視察は滞りなく終了したようです。
先ほどのことに戻るのですが、確かに「万博の招致活動はしている」ということを知っている人は、実際に大阪に住んでいるわたしの身近でもさすがに多いように思うのですが、実際「どんな理念で、どんな内容のことをどんな規模で行うのか」などということについては、正直、地元の人間でも知っている人はそう多くはないのでは…と感じます。
崔団長の言葉は、ひょっとするとそういったことを示しているのかなとも、ここまで筆を進めて来て感じた次第です。
官民が協力して、誘致計画を進めていることは報道などを見ていますと順調なように思える今日この頃なのですが、やはり「地元市民の理解と協力、そして関心」というのが結局、いちばん大事なことなのかな…と思えます(もっというと、気になるのは「どんなパビリオンが出展するのか」や「どんな催事が行われるのか」…などでしょうか)。
実際、開催されるとなると、足を運んでくれるのはその人々ですし…
そんなことをいろいろと考えさせられた、ここ数日の「万博誘致」の動向でした。
今日はこんなところです。