トミーテック「鉄道コレクション第25弾」の気になるラインナップが発表 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。
少し前の話なのですが、トミーテックから発売されている人気鉄道模型シリーズ「鉄道コレクション」、その中で今秋に発売予定されている「第25弾」のプレスリリースがありました。

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それがこちら!今回の「第25弾」は「昭和30~40年代の東西の私鉄車両」をイメージしたものだそうで、これまでのこのシリーズと同様、パッケージを開封するまで中身のわからないブラインドパッケージでの発売です。
個人的には、なかなかしぶいラインナップやなぁと感じました。

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気になったのは、そのうち西日本で活躍していたという車両群でした。
オレンジ一色に塗られた、この「国鉄クモハ20+クハ25 100番台」が一番の人気になりそうです。

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「東西の私鉄」というのに、なぜ国鉄?と思うのですが、もともとこれらの車両が運用されていた現在のJR阪和線は、戦時中までは「阪和電気鉄道」という私鉄で、当時の国有鉄道を凌ぐ、当時としては車両、設備とも破格の高規格な路線でした。
戦中の国策だった「地方の中小私鉄を国が買収する」といういわゆる「買収国電」という事例に相当するのですが、国有後もその車両が高性能ゆえ、姿を変えつつも昭和50年代まで使用されていたという由来があります。

同年代の国鉄型車両とは明らかに異なる、モダンで独特なデザインが印象に残ります。これは気になります。

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続いては「近鉄820系」について。この車両には乗車した記憶があります。
昭和30年代半ばまで、大阪と奈良を結ぶ、同社の奈良線の車両規格が途中の「生駒トンネル」(大阪府東大阪市・奈良県生駒市)の断面が小型ゆえ制限されていた頃、それに対応する規格の車両として「中型車」という触れ込みで登場した車両です。

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ところで、京阪好きなわたしとしてはこの一文が非常に気になります。

近鉄と京阪は、昭和43(1968)年12月まで「丹波橋駅(たんばばしえき、京都市伏見区)」を介し、「近鉄京都・京阪三条~近鉄奈良・京阪宇治」の間で相互乗り入れをしていたのですが、この乗り入れの晩年には、くだんの「820系」もよく充当されていたようです。

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鴨川沿いの京阪本線を走る「近鉄820系」。四条ー五条間にて。

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こちらは、京阪2200系の臨時特急と離合する「820系」。四条にて。
(保育社「私鉄の車両」シリーズ15 京阪電気鉄道 P133より)

まさにこの光景ですね。
いまからでは想像もつかない光景ですが、すでに発売されている他の京阪電車の「鉄道コレクション」との並びも再現してみたいなと思ったりします。

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他にも、関東からでは青い塗装が印象的な「京成電鉄 200形」(京成と言えばsagaさん!よかったですね!)や、非貫通の二枚窓が特徴的な「京浜急行 1000形試作車」も登場するようです(この形式、一般的には貫通扉があるタイプが有名ですが)。

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それから…これはびっくりしたのですが、阪急電車から広島電鉄(広電)へ譲渡された「1080形」という車両もラインナップに入っています。

同時に発売される他の車両と比べても小型なのがわかるのですが、嵐山線(あらしやません)などの支線で運用されていた、前身の「新京阪鉄道」で製造された、戦前の小型車両なのだそうです。

このような譲渡の例があったのですね。ちょっと驚きました。
ところで「広電」といえば「路面電車」を想起するのですが、「路面電車仕様」にはなっておらず、路面電車用ホームと普通鉄道の高床式ホームが併設されていた「宮島線専用」として使用されていたとのこと。

いや、これは秋の発売が楽しみです。
さっそく予約した次第ですが、発売の折にはまた取り上げたいと思います。

今日はこんなところです。